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【天皇杯ファイナル】全てを懸けて戦った琉球がチーム一丸で悲願の天皇杯初優勝を成し遂げる/A東京も激しく素晴らしいディフェンスを魅せた

【天皇杯ファイナル】全てを懸けて戦った琉球がチーム一丸で悲願の天皇杯初優勝を成し遂げる/A東京も激しく素晴らしいディフェンスを魅せた

第100回天皇杯は3月15日、国立代々木競技場第一体育館でファイナルが行われ、13年ぶりの優勝を目指すアルバルク東京、3年連続ファイナル出場で初優勝を狙う琉球。結果は、琉球ゴールデンキングスはアルバルク東京に60-49で勝利し、初めて天皇杯を制覇した。
インサイドの圧倒的な強さを誇る琉球は、ロー、クーリー 、カークとビックラインナップで入り、東京はそのインサイドに対抗するために、ロシター、サイズ、メインデルとディフェンスやペイントでの勝負でどう対応していくのかが注目された。

ファイナル 10,009人
2025年3月15日(土) @.代々木第一体育館
A東京 49-60 琉球
1Q 10-15
2Q 14-16
3Q 12-15
4Q 13-14

<琉球>
#53 アレックス・カーク 15得点 10Reb
#45 ジャック・クーリー 10得点 15Reb
#12 ケヴェ・アルマ 9得点 6Reb
#14 岸本隆一 6得点 5Reb

<A東京>
#9 安藤周人 12得点(3P4/7)
#11 セバスチャン・サイズ 11得点
#3 テーブス海 8得点 5AST
#22 ライアン・ロシター 10Reb 7得点

アウトサイドが決まらない中で、インサイドでカークとクーリーがオフェンスリバウンドから得点する。岸本がコントロールしてアウトサイドからカークの3ポイントが炸裂していい流れを作り、安藤と小酒部もミドルからしっかり決めて一進一退となる。ディフェンスの強度の高さと優勝への強い気持ちも合わせて、激しい攻防が繰り広げられる。琉球は脇がドライブからアタックを魅せていき、平良がいいディフェンスから3ポイントを決めて流れを引き戻す。東京はここで安藤が連続3ポイント、3本目を決めて一気に流れを断ち切り、ロースコアの中お互い我慢して、テーブスがしっかりコントロールしてインサイドへパスを回して逆転する。そしてまた琉球が逆転し、脇の縦に入るドライブから得点、さらに岸本の渾身のディフェンスからスティール、アンスポをもらいフリースロー決めるビックプレーを出して31-24と琉球リードで折り返す。

後半、お互いの攻め所をわかっているため、激しいディフェンスで抑えていく。そこから琉球のオフェンスリバウンドが光り、点数に繋げていき2桁得点にする。形を作っていいシュートを打つが東京は決まらず、リバウンドでカークとクーリーの強さが際立つ。なんとかしたい東京は、テーブスとメインデル、安藤の3ポイントで一気に1点差まで詰め寄る。琉球は平良が2本目の3ポイントを決めてやり返し、ローのディープスリーが炸裂して10点差にして終盤に入る。琉球はやはりインサイドでの強さを出して、東京はディフェンスからいいシュートを打っていくが点差が縮まらない展開に。そこでメインデルが3ポイント決めるが、すぐにカークがインサイドでの強さを発揮する。最終局面に入って2ポセッション差で4点差に詰め寄り東京の意地を見せていくが、カークのライン際からのパスで小野寺が渾身の3ポイントを決めてその後リードを守り切り、琉球が勝利して天皇杯初優勝を成し遂げた。

 

 

最終結果

優勝🏆
琉球ゴールデンキングス

準優勝
アルバルク東京

3位
広島ドラゴンフライズ/三遠ネオフェニックス

 

大会MVP
ジャック・クーリー(琉球)

大会ベスト5 全員初選出
脇真大(琉球)
アレックス・カーク(琉球)
ジャック・クーリー(琉球)
テーブス海(A東京)
安藤周人(A東京)

 

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Jbasketライター

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