第35節 4/27 (SAT)
GAME1 代々木第一体育館 9,251人
A東京 80-67 川崎
1Q 23-12
2Q 20-22
3Q 22-20
4Q 15-13
<A東京>
レオナルド・メインデル 14得点 6リバウンド 4アシスト
セバスチャン・サイズ 13得点 10リバウンド
安藤周人 12得点(3P4/7)
テーブス海 10得点 3リバウンド 3アシスト
ライアン・ロシター 10リバウンド 8得点
<川崎>
ロスコ・アレン 16得点
アリゼ・ジョンソン 12得点 10リバウンド
米須玲音 10得点
野崎零也 10得点
CSホーム開催を目指す中地区2位のA東京が同じ中地区の川崎をホームに迎えた一戦
第1Q、最初の4分はともに3ポイント2本を含む10得点とし、取って取られての展開。しかし、A東京が安藤の3ポイントから川崎のシュートが決まらないことも相まって、9-0のランで一気に突き放した。直後に篠山が2点を返すも、川崎はそれ以上点数が伸びず、逆にA東京に立て続けにフリースローを与えて点差が11点と開きこのクォーター終了。
第2Qはお互い譲らない展開。開始早々にアレンの3ポイントが決まり、そこから7-0のランを含む攻撃で川崎が3点差まで詰める。それでもA東京は、テーブスが連続3ポイントで応戦し詰められても追いつかれない展開を続ける。A東京は安藤が3ポイントを決めると、さらに安藤が連続3ポイントを試みるがこれは決まらないものの、高いリバウンド力でオフェンスリバウンドを取る。これが相手のファウルを誘いフリースローを得て得点を重ねる。前半終盤に、川崎は米須が連続で積極的なペイントアタックを見せて点差を縮めるが、このクォーター最後はメインデルが3ポイントを沈めて9点差で前半終了。
第3Qの序盤は、川崎の米須を皮切りに開始1分半で両チーム合わせて4本の3ポイントが出る打ち合いとなる。川崎はこの米須に加えて野崎も決め、対してA東京は安藤が2本の3ポイントを決め、取って取られての展開が続く。
川崎は、飯田やジョンソンのペイントアタックで得点するも、A東京がメインデルの3ポイントやサイズのペイントアタックにバスケットカウントでエンド1もあり、3点プレーが続きわずかに点差を広げる。川崎は山内が連続3ポイントを沈めるが、着実に2点ずつ得点を重ねたA東京が再び点差を二桁得点差11点に広げて最終クォーターへ。
第4Q、テーブスが相手のボールを奪い攻撃に転じると、小酒部のジャンプショットは外れるも、ここでも高いリバウンド力を発揮し得点につなげる。一方の川崎も、積極的にインサイドへのペイントアタックを仕掛け、相手のファウルを上手く誘う。
しかし、このクォーター大きく勝敗を分けたのはリバウンド力。両チーム得点が入らない時間で、A東京は何度もインサイドアタックと3ポイントを試み外れるも、サイズやロシターといったビッグマンがオフェンスリバウンドを取り、最後はバランスキーのポイントを演出する。
川崎も、今日の試合で両チーム最多得点のアレンを中心に最後までゴールに迫り得点するが、結果的に第1Qで開いた得点を最後まで守ったA東京がこの試合を制した。
デイニアス・アドマイティスHC(A東京)
今日の試合に関しては、しっかり自分たちのプレーが出来て、全員プレーした結果このような結果につながったと思う。点数もかなりの選手が決めてくれたので、もう少しリードがあればもう少し楽なゲームだと思うが、そういう状況になりつつはあるが選手ひとりひとりチーム一丸となってしっかり勝ちを取った大事なゲームだったと思う。
テーブス海(A東京)
J:CSに向けてチーム力は向上してきたが、前節は宇都宮に惜敗で、残り3試合CSに向けて1つ修正点を挙げるとすればどこでしょうか
テーブス海「ここ最近は、ターンオーバーだと思います。ポゼッションが少ないにもかかわらず、ターンオーバーの数が最近増えているので、そこはチームも強調しているし、CSに入ると1つのポゼッションで負けてしまうこともあるので、防げるようなケアレスなターンオーバーは減らしていかないといけないと思ってます」。
勝久ジェフリーHC(川崎)
すごく強度が高い東京に対して、今の自分たちがどれくらい出来るかというすごく良いチャレンジになると思って、選手たちがマインドも体もしっかり準備してきたので、40分間ハードに戦うことは出来た。その中で、打たれてはいけないシュートであったり、抑えられるポイントはいくつかやられてしまったところがあったので、そこはしっかり反省をして明日につなげる必要がある。
文・写真:西川友也