天皇杯

【天皇杯】川崎が千葉を撃破して天皇杯を2連覇 MVP藤井祐眞cap「最後は気持ちで相手に勝った」

【天皇杯】川崎が千葉を撃破して天皇杯を2連覇 MVP藤井祐眞cap「最後は気持ちで相手に勝った」

天皇杯決勝
3/12(土)さいたまスーパーアリーナ
千葉ジェッツ 72-82 川崎ブレイブサンダース

1Q 17-26
2Q 19-26
3Q 26-20
4Q 13-10

<川崎>
#0 藤井祐眞 25得点
#23 マット・ジャニング 19得点
#22 ニック・ファジーカス 13得点 8リバウンド
#34 パブロ・アギラール 10得点 11リバウンド

<千葉>
#2 富樫勇樹 19得点 10アシスト
#34 クリストファー・スミス 13得点
#33 ジョン・ムーニー 12得点 14リバウンド

3連覇し、昨シーズンBリーグ制覇した千葉に、昨シーズン天皇杯制した川崎の対戦になった決勝戦。

千葉は富樫、原のスリーポイントから入る。そして富樫がドライブからレイアップを決める。このまま千葉が早々にリードしていくのかと思われたが、川崎はその後、藤井、ニックで得点し、アギラール のインサイドで逆転し15-0でランして流れを一気に川崎にする。

千葉は変わった大倉はすぐさまドライブからペイントにアタックしてレイアップで勢いを戻す。川崎のアウトサイドの決定率が高く川崎がリードを開げていき、26-17で1Q川崎リードする。

川崎は、藤井と篠山の2ガードで富樫がコントロールするリズムを徹底したインテンシティの高いディフェンスでボールの展開を変える。そしてこの日得点でチームを引っ張る藤井がジャンパーを決めて2ケタ得点差にする。

千葉は富樫、大倉のガードで早い展開で得点したいが、川崎のディフェンスのギアが上がって千葉は中々得点出来ず、ここが我慢の時間帯になる。一方、川崎のオフェンスは、千葉の裏をかいたり、強くペイントにアタック、アウトサイドからスペースを作って藤井がスリーポイントを炸裂して早くも2Q、5分以上残して40点まであげ、前半を終わって52-33川崎リードで折り返す。藤井は前半で17得点と爆発する。

後半、千葉はディフェンスをどう修正するか、川崎はこのまま勢いを乗せていくのか。
入りは前半好調の藤井のスリーポイントから入る。千葉はディフェンスを仕掛けていき、スミスが連続スリーポイントで追い上げに入る。
そして富樫のドライブからキックアウトして佐藤かスリーポイント決める。ここから粘りようやく展開良くパスが周り猛攻、一桁得点差にする場面もあるが、川崎はすぐに引き離す。72-59川崎リードで最終へ。

この試合を通してインサイドでのリバウンド、ペイントアタックが川崎が上回っていて、川崎の粘り強いディフェンスに千葉は中々攻めきれない。川崎は終始ディフェンスの強度が落ちない。
土壇場で強い千葉は富樫のスリーポイントが決まり、流れをここで変えるか、残りの時間を考えて大事なシーンになってくる。

藤井が入りコントロールしてインサイドにもしっかり振り分け、ニックが得点と2ケタ得点差を縮めさせない。残り2:30で9点差。後半は千葉のキャプテン富樫の奮闘もあったが、川崎は、40分間走り攻め切り、最後は守り抜いて、タイムアップで勝利して天皇杯を連覇する。

 

 

大会MVP #0 藤井祐眞(川崎)

 

大会ベスト5
#0 藤井祐眞(川崎)
#22 ニック・ファジーカス(川崎)
#23 マット・ジャニング(川崎)
#1 ジョシュ・ダンカン(千葉)
#2 富樫勇樹(千葉)

 

試合後コメント

佐藤HC(川崎)
試合前のミーティングでは今持ってるいる我々の力を全て40分間出し尽くそうと話し、ミスを恐れず積極的に一人一人がコートで、その通りの前半はディフェンスもしっかり足が動いてアグレッシブに良いゲームを作れた、後半は相手の攻撃に我慢の時間があったけど我慢したけと、最後のクォーターディフェンスのマインドが落ちなかった事がチーム全体でディフェンスをやり切れた事が勝ちきれたことだと思う。連覇というより、川崎のバスケットが出来た事に達成感を感じました。一発勝負の決勝という大きな舞台に全員が目指していた川崎のバスケが出来て本当に良かったと思います。

 

篠山選手(川崎)
監督の言ったとおり素晴らしい試合展開でした。
連覇を意識しては無く、1人1人が、やるべき事をしっかり目の事に集中できた。千葉に追い上げられた時はファイナルの確認やどこにアドバンテージがあるか、コントロール出来て、これまでの経験が生きたと思います。リーグ戦も怪我なく今年こそと言う気持ち、「旅の始まり」気を引き締めていきたい。

 

前田選手(川崎)
川崎でバスケが出来て優勝できたと思います。

 

藤井選手(川崎)
前半凄く良い形でバスケが出来た。後半我慢の時間が続いて、最後は気持ちで相手に勝ったのかと思っています。4Q、呼ばれ時はしっかり仕事をしようと思った。

 

ジャニング選手(川崎)
スタートのメンバーが凄く良くムードで、ベンチからのメンバーもそれを繋いで行こうという気持ちで全員で勝ち切った勝利だと思っています。佐藤HCのゲームプランが素晴らしく、自分達もファーストパンチを相手に喰らわせようと、アグレッシブにプラン通り体現出来た事が良かった。

 

ファジーカス(川崎)
後半に関しては千葉がやり返す事は想定内ではあったが、ジャニング選手が起点になってしっかり失点を抑えられたのが勝利の要因だと思う。

 

大野HC(千葉)
ファイナルで負けるのは本当に辛い川崎さんの表彰式を見るのも辛いが、まだCSへ向けて今日出た課題をしっかり修正してシーズンの中で成長出来る様に取り組んでいきたい。後半、自分達のやってきた事を川崎さんにやられた。もう少し早くピック&ロールのカバレッジ、ディフェンスところを変えられたんではないかと思う。リバンウンドでやられたが、選手たちは後半発揮していたので、自分の責任も大きいと思います。

 

富樫選手(千葉)
もちろん悔しい。かなりやられてしまった。後半に向けて修正して、もう一つ連覇という目標へ気持ちを切り替えて後半戦へいきたい。後半、点差と言うよりは、ディフェンスで、取り返すのでは無くオフェンスで取り返そうとした流れがあった。しっかり自分達のバスケをやろうとしたが、後半はいつも出来てるバスケであっただけで前半のプレイが敗因だったと思う。ブースターさん、スポンサーさんに勝って恩返ししたかったですが、シーズン最後まで応援よろしくお願いします。

 

佐藤選手(千葉)
まず、この負けを全員で受け止めて課題をやり直していきたい。リーグが多くなるので総力戦で下を向かずリベンジ出来るようにしたい。

 

ダンカン選手(千葉)
明らかにこの負けは悔しいのですが、これからのシーズンも続きますので2、3日はこの痛みは残るでしょうが、プレイオフに向けてやる事をやって行きたい。

 

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Jbasketライター

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