注目の日本の超高校級でトップクラスの対決は粘る中部第一を福岡第一が撃破して、夏のインターハイに続いて2冠に王手をかけた。
2022.12.28 東京体育館
福岡第一 76-64 中部第一
1Q 18-15
2Q 14-17
3Q 26-14
4Q 18-18
<福岡第一>
#8 轟琉維 17得点 7AST 4STL
#29 城戸賢心 23得点 8Reb 4STL
#17 崎濱秀斗 23得点(3P3/3)
<中部第一>
#4 小澤飛悠 24得点 3AST 2STL
#5.坂本康成 18得点 11Reb 3AST 3STL
#7 小田晟 13得点 8Reb 5AST
ゲームは小田のループシュートから入るり、福岡第一はブレイクをみんなで走り得点して、このゲームで大事な場面で決め切った城戸がジャンパーをすぐさま決める。中部第一は小澤、坂本が積極的にオフェンスしてゲームを作り乗ると止められないので、福岡第一も激しくディフェンスしていく。お互いにディフェンスが強いので簡単に得点が難しい。福岡第一は轟、中部第一は下山が得点して動かしていく。リードする中部第一に昨日も絶好調の崎濱がブレイクで追いついていく。小澤、崎濱のスリーポイントも出て18−15で福岡第一リードで1Q終える。
インサイドへのアタックからの得点は中部第一がアドバンテージあるのでペイントから得点を重ねる。福岡第一は激しいディフェンスから早い展開で得点していく。小澤がコーナーからこのゲーム何度も起点になってチームをリードする。ようやく轟らしいドライブからレイアップ、ジャンパーを決め、崎濱も決めて同点に追いつく。離したい中部第一に福岡第一がなんとか食らいつき、中部第一の流れになりかけると、城戸が得点してチーム引っ張る。32-32同点で折り返す。
後半は轟のループシュートから入る。中部第一は小澤が中心となって組み立てていく。こう着状態から崎濱のドライブ、スリーポイントと一気に流れを呼び込み、城戸の得点でラッシュして9点差とする。
轟の3ファウル後の厳しい状況から打開したのは崎濱と城戸だ。流れを渡せない中部第一は坂本がここで連続得点、小澤のブレイクで得点して2点差に追い上げ流れを呼び戻し一進一退のシビれる展開になる。ここからジワジワと福岡第一がリード広げて58-46で最終へ。
スタッツの数字ほど差がない試合展開になっている。得点して入りたい中部第一にとっては、崎濱のジャンパーを決められて、すぐに決め返していくが、崎濱の1対1からのジャンパーが決め強さを見せる。点差は16点差になり、、ペイントや坂本スリーポイントで11点差にして追い上げ意地を見せるも、福岡第一はこのゲーム何度も流れを変えるプレーする城戸が得点してまた引き離し、最後までリードを保った福岡第一が中部第一を破り決勝進出を決めた。
井手口HC (福岡第一)
J:流れが相手にありながら、大事な時間帯どう選手に伝えましたか
「怒りながらも自分の中では冷静に冷静に、我慢我慢と上出来だと思って、どこかであんな時間はくるのでどう凌げるか。相手も強いチームでうちは出来が良くない所に前半イーブンで終えたのは良かったし10点〜15点はリードされてもおかしくないゲームをDFで凌いでくれた。ハーフタイム、裏で大声だして気合いをいれました笑」
J 後は一つですね
「まあ、来てみればですね、予定通りというか、そのつもりで来たのであと一つは、しっかり今まで練習してきた事を出させたいと思っています」
轟琉維 (福岡第一)
J:ゲームメイクで気をつたとこは?
「ターンオーバーだけは絶対したくないと思って最後はシュートで絶対終わりたいと思っていたので、パスミスやドリブルミスは絶対してはいけないと思って周りを落ち着かせました」
J:3Pが0/8で中々無いスタッツでした
「3Pは確率は悪かったけど打ち続けないと心では思っていたのでそこは後は決めるだけと思ってました」
J:遂にあとひとつ、どういう心境ですか?
「涼成さん流星さんが応援に来てくれているので昨年の悔しい思いを優勝で晴らして笑顔で終わりたいと思います」
城戸賢心(福岡第一)
J:連続でロースコアでしたが注意していたところは?
「ガードのプッシュでキックアウトでコーナースリーを打たれるところが嫌なところなので全員でヘルプしようとしました」
J:チームを牽引する自身のプレイについて
「まだまだ自分のプレイでミスした所もあるので明日に向けて修正したいです。この2年先輩たちが負けてきたのは悔しかったのでその思いをぶつけていきたいです」
小澤飛悠(中部第一)
J:起点となり戦い惜しかったと思う事は
「1番の差は決めるべきシュートを福岡さんは決めていたし、自分達はイージーシュートを落としたり適当なタフショットを打ったりしたところだと思います」
J:今大会に関して成長したと思うところを
「チームになる為に一つに気持ちがなる事が出来た。インターハイの時は、チームでコート内で話したり留学生に声をかけたりコートでハドル組んだり出来て無かったですが、今日や昨日の逆転の試合は最後まで諦めないで、ベンチや、応援席の方やOBの方も声をかけてくれて自分達もコート内で声もかけられたり成長できました」