ウインターカップ、第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会は、女子決勝が12月28日東京体育館で行われた。京都精華学園(京都①)が59-54で慶誠(熊本)を破り、3大会連続3度目の優勝に輝いた。昨年に続き、国体、U18日清食品トップリーグ、そしてこのウインターカップと2年連続3冠のという偉業を達成した。
12月28日 東京体育館
京都精華(京都) 59-54 慶誠(熊本)
1Q 18-13
2Q 17-17
3Q 13-15
4Q 11-8
<京都精華>
#15 ンガルラ ムクナ リヤ 15得点 7Reb 4BLK
#18 ユサフ ボランレ アイシャット 10得点 9Reb
#4 林咲良 7得点 6AST
#7 橋本芽依 7得点
#6 桃井優 6得点5Reb
<慶誠>
#0 ロー ジョバ 16得点 15Reb
#1 陽本麻生 15得点 7Reb
#12 岸希 7得点 5Reb
ガード陣、ウイング陣、インサイト陣とそれぞれのマッチアップが見どころになる戦いは、京都精華がリードしてその中で橋本芽依が3ポイントにジャンパーを決めてリードを広げる。慶誠はロージョバが個人で打開して引っ張ってついていく。京都精華のシュートが決まり、慶誠のシュートが決まらず徐々に点差が離れていき、我慢の時間になる慶誠は、そこから立て直してチーム全員でディフェンスから流れを変えて同点として追いつき、すぐに京都精華も入れ返し35-30京都精華がリードで折り返す。
後半入りは少し重たい中で、京都精華の林が3ポイント、桃井のシュートが決まり2桁得点差にして抜け出す。そこから慶誠は陽本、岸が得点してまたまた追いつく。奮闘してきたジョバが4ファウルで交代して厳しい中で、岸が得点し逆転、またまた橋本が得点でj返して一進一退の展開になり48-45京都精華がリードして最終へ。
ブレイクが出せない慶誠はハーフコートでのオフェンスをどう崩していくか。京都精華は林がドライブで切り込み得点して京都精華のバスケットをしてリードを一気に広げる。奮闘していたジョバがファウルアウト、その後チームは粘り続けて残り3分で5点差に詰めて慶誠の強さを見せる。さらに残り51秒で3ポイントを決め切って2点差に追い上げる慶誠、京都精華ボールから残り21秒で坂口がギリギリの3ポイントを投げて入り5点差となり最後の慶誠ボールはシュートが惜しくも決まらず、点差を守った京都精華が振り切って勝利し大会3連覇を成し遂げた。
慶誠は、今大会はノーシードから勝ち上がり快進撃を見せてくれた。熊本県としても初のファイナル進出。準優勝という素晴らしい結果を残した。
山本綱義コーチ(京都精華)
「インターハイもトップリーグも今回のウインターカップも本当に苦しい戦いの中で子どもたちは、試合ごとに結束して精神的にも強くなってくれて今日を迎えました。このチームで寿命は3年ほど縮みましたが、優勝してくれたことで5年長生きできます。子供たちに感謝です」。
橋本芽依(京都精華)
「自分のターオーバーでチームに迷惑をかけてしまいましたが、最終的にみんなで一緒に頑張って勝つ事ができました。嬉しいです。チームは全員仲がよく日本一になるためにチーム一丸となって戦ってこれたので、最高のチームです」。
林咲良 (京都精華)
「新チームになってから不安やプレッシャーとかがあったんですけど、最後に勝ち切れてうれしいです。チームのみんな3年間あるいは6年間ずっと一緒にやってきたので感謝していますし、大好きです」。
大会ベストファイブには京都精華学園から林咲良、桃井優、ユサフ・ボランレ・アイシャットの3人、慶誠からロー・ジョバ、岸希の2人が選出された。