3/5(土) 町田瑠唯選手のWNBAでの契約、活動について試合後に会見が行われた。
町田選手は今回WNBAではルーキーになる。ルーキーはトレーニングキャンプ契約で試合もこの契約で出場する事になる。
今シーズンのプレーオフ終了までは富士通の選手として試合に出場。Wリーグ終わってからアメリカへ行き、2022年5月に開幕するWNBAの新シーズンからプレーする予定となっている。WNBAが9月に終わって、日本に戻りWリーグに参戦する。WNBAで戦いその後Wリーグでプレーする事になる。
今回の町田へのオファーは今年の1月にテーブスHCに連絡が来てその後、町田選手と話し、丸山部長と話して決まった流れがある。チームのポイントガードとして、町田選手のような選手がいない、トランジッション、速さ、パス、アシスト、得点を取る事をミスティクスから期待しているというオファーだったという事を明かした。
新しい挑戦で不安はありますけど、とても楽しみにしてます。自分の持ち味を出してチームに貢献出来るように頑張っていきたい。
正直オファーを頂けるとは思ってなかったのでとても驚きました。話を聞いてるうちに凄くワクワクして挑戦してみたいという強い気持ちなりました。
こんなチャンスは中々ないので決断しました。
WNBAは女子バスケットの最高峰で色んな国のトップレベル選手が集まる所で、沢山の選手が挑戦してみたいと思える場所だと思っています。
どの選手もレベルが高いのでどの選手ともマッチアップしてプレーするのを楽しみにしています。
WNBAは初めてなので不安はあります。コンディションの管理を気をつけて、調整しながらやったいきたい。戦い方、スキル、考え方、沢山の事を吸収して、富士通のチームにも貢献出来るように頑張っていきたいと思ってます。
今回東京オリンピックで銀メダルのお陰で声をかけて貰えたと思います。
プレー面では、アシストだけだと守りやすい選手になってしまうので、アメリカでもしっかりアタックして得点を意識しながら、初めてやる選手たちのプレーを理解してポイントガードとしてコントロールできるようにやっていきたい。
英語でのコミュニケーションは、得意ではないので勉強中です。
今のチームからは「頑張ってきて」とか言われました。(笑)
アメリカでそんなに簡単に上手くいくとは思ってないですし、少ないプレータイムでもチームにしっかり貢献出来るように頑張っていきたい、色んな壁があったり、ボコボコにされるかもしれないけど、それも一つの経験ですし、それが一つの成功になると思います。
会見の間に、ワシントン・ミスティクスのマイク・ティボー(Mike Thibault)HCより、町田選手へのメッセージも伝えられ、アメリカでの活躍を楽しみにしている内容も伝えられた。
マイク・ティボーHC(ワシントン・ミスティクス)コメント
「瑠唯がミスティクスに加わったことをすごく嬉しく思う。ここ数年、彼女の活躍をたくさんチェックしてきた。我々にとって今年のオフの大きな補強プランだった。彼女は大事なローテーションの選手になりチームにインパクトをもたらしてくれるだろう。彼女のパス ファーストの意識と得点力は、このチームのオフェンスをよりアップテンポにして引き立ててくれる。凄く楽しみだ。瑠唯もこのチームいる選手とプレーするのを楽しんでくれるだろう。2019シーズンの優勝メンバーも万全な状態になって戻ってきた。みんなで力を合わせて、またWNBAチャンピオンシップを目指したい。瑠唯の加入を凄く嬉しく思っている。アメリカのみんなが、彼女の活躍を日々観られることも楽しみだ。瑠唯 See you soon!」
テーブスHC(富士通)
今回のWNBAでのプレーについて
ミスティクス側はかなりルイに期待している。ルイの役割は、日本でのプレーと変わらない。
視野が広く、パスの技術、スピードもあり、WリーグでNo.1かもしれない。
与えられたプレータイムでチャンスを掴まなければならない。オリンピックで大きい選手、上手い選手とやってもできるので自信もってやってほしい。
萩原美樹子氏(東京羽田ヴィッキーズHC)
大神雄子氏(トヨタ自動車アンテロープスAC)
渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)
4人目の日本人WNBAプレーヤーが誕生する。
そして、なによりもミスティクスは、ワシントンD.C.がホームであり、日本代表のエース八村塁選手が所属するワシントン・ウィザーズと同じ街でプレーする事になる町田選手。
日本人としてこれをイメージした人はいないと思う。今年”ダブル・ルイ”が見れることは間違いなく日本人にとってこれほどワクワクすることはない。