ワールドカップが始まった頃、大学もオータムリーグが始まり1年ぶりに米須玲音が復帰した。高校時代から注目され川崎ブレイブサンダースに特別指定選手としてもプレーしBリーグでもファンも多く日本中が注目していた。
日本大学へ入学した春の選手権でも優勝に導くなど、バスケット界を賑わせてくれている当時の東海大4年大倉颯太(千葉J)、2年河村勇輝(横浜BC)との対戦も沸かせてくれた。PGとしてプロリーグでも活躍していた中で肩の怪我をしてしまい、春の復帰後の次は右足の怪我に泣かされリハビリの時間が多かったが、今年の関東大学秋のリーグ戦でいよいよ1年ぶりに復帰してコートに立った。
現在、日本大学は8試合終えて7勝1敗で、米須はアシスト部門で5.8とトップにランクインしている。
久しぶりの米須のプレーをみて、相変わらずの視野の広さ巧みなパス捌きと、米須の時間帯は一段とオフェンスにもスピードが加わる。ポイントガードは数字だけではない部分が大きいが、しっかりチームの勝利に貢献していることがわかる。プレータイムだったり、ここから試合やプレーを調整しながら更に米須らしさが満載プレーが楽しみだ。
参照 :特別指定選手として河村勇輝とのマッチアップも今後も河村同様バスケット界を盛り上げてくれる選手であることも間違いない
この日(9/20早稲田大戦)では、20分出場し4得点.11アシストを記録。追い上げる早稲田大に対して、米須が起点となってボールと選手を動かして速い展開で得点して早稲田大を引き離し勝利に貢献した米須玲音が試合後インタビューに応えた。
「インカレまでに更に得点に絡める様にアジャストする」と力強くペイントアタックもみせた
J:お帰りなさい
「ただいまです!」
J:復帰して9試合終えて感触を
「1年ぶりという事で楽しいです。でもその中で1年ぶりで自分のプレーを発揮しないといけないというのは少し難しいところはあります。
徐々にやってきて大分慣れてきたと思います」
J:今日の試合(9/20早稲田大戦)で11アシストという、視野の広さ、速さを感じました。アシストについて教えて下さい
「後半でアシストが活きてきて、自分のプレーが発揮出来たかなと思ったんですけど、やっぱりアシストするばかりではダメなので、今日はアシストが光った所は良かったですけど、これからは点を取って、周りを使ってアシスト出来ていけたらと思ってます」
J:今はバックアップで出てますが、ペースを変える、ゲームチェンジャーとして出てますがどんな気持ちでプレーしてますか
「ケガする前はスタメンで出させてもらってたんですけど、交代から出場となると少し難しい所もあります。スタメンが良すぎると自分達もそれに乗っかっていいプレーをしないといけないですし、スタメンが少し停滞した時に、流れを変えないといけないという大きな仕事を任されている所なので、自分がセカンドで出た時にはしっかり流れを変えるようにしていきたいです」
J:この1年厳しいリハビリの中で、チームを応援席、ベンチ周りなどで見ていてどんなことを感じたり、学んだりしてましたか
「最初の頃は怪我して悔しい気持ちもありましたが、外から見てると色んな事を学べてゲームメイク、自分に足りないことをしっかり学べたのかなと思いました」
J:得点もチームから更に求められますが
「ドライブのシーンで怪我をしてしまったのが、まだ自分の頭に残っていて、まだその怖さがあるので、そこを慣れていけば点数が取れていくと思ってるので、試合をやる中でインカレまでにはしっかり点数も取れるようにしていけたらと思ってます」
J:ワールドカップはどんな風に感じてみてましたか
「自分もその頃にリーグ戦に復帰して、ワールドカップも始まって、テレビで皆んなと寮で見て応援したしてました。日本が勝った時は結構嬉しかったです。けど、どこかしらで悔しいという気持ちはあったのかなって思います」
J:ここから新しいロードが始まっていく中で、大学バスケ、日本のバスケファンにメッセージを
「1つは自分の得意としているアシストは自分の役割なので、それを見てもらいたいです。もう1つは得点の部分でもう少し自分が得点をとっているシーンだったり、ベンチからでもチームを盛り上げていく所だったり見て欲しいです」
(PG/178cm/20歳/東山高出身/日本大学3年)
2020ウインターカップ準優勝
(チームには日体大エース ジャン・ピエール、相手チーム明成高校には、現在NCAAD1ラドフォード大 山﨑一渉との対戦は激しい決勝になった)
2021.1 川崎ブレイブサンダースで特別指定選手としてプレー
2021 第70回関東大学バスケットボール選手権大会では日本大学の15年ぶり11回目の優勝に大きく貢献して、アシスト王に輝く。
日本代表
U16日本代表候補