日本代表

【男子日本代表】7日韓国戦Game2で日本のバスケットを/韓国に惜敗でホーバスHC「wake up call 目を覚ませる試合だった」

【男子日本代表】7日韓国戦Game2で日本のバスケットを/韓国に惜敗でホーバスHC「wake up call 目を覚ませる試合だった」

八村塁、渡邊雄太が欠場の中、1Qのいいリズムから韓国に押されて悔しい負けを喫する/比江島慎の3ポイントで八村塁と会場は最高超に盛り上がる

SoftBank CUP 2024 (東京大会)
7月5日(金)GAME1 有明アリーナ
13,420人
日本🇯🇵 84-85 🇰🇷韓国
1Q 15-13
2Q 20-33
3Q 17-26
4Q 32-13

<日本>
#5 河村勇輝 23得点 6AST
#24 ジョシュ・ホーキンソン 17得点 8Reb
#6 比江島慎 11得点
#4 ジェイコブス晶 9得点 6Reb

比江島の連続スリーポイントから始まった。河村の強度の高いディフェンスでオフェンスファウルを取り、得点といい流れで入る。早速ジェイコブスをコートインさせる。インサイドでフリーを作って韓国は得点してリードする。日本はターンオーバーも出てリズムを取り戻したいところ、テーブスのドライブから得点と、川真田のスクリーンも効いて日本らしいバスケットをする。

富樫が2Qから入ってスリーポイントをいきなり決めて、すぐに比江島も決めるいい流れを作るが、韓国は激しくあたってきて、韓国が3連続得点で我慢の時間になる。日本はフリーを作るが中々決まらず、その間に韓国はコツコツと得点をかさねる。日本の3ポイントは、6/20で30%となって、35-46で前半を折り返す。

後半に入っても韓国のディフェンスの強度は上がり中々ペイントまでボールを運ばず厳しい展開に、その間に韓国はジワジワと点差を広げる。後半ジェイコブスがようやく1本目のスリーポイントを決める間に、韓国はスリーポイントを炸裂させて残り5分きって18点のリードを許す。しっかりコントロール出来ず、個人での1on1になってしまって52-72で4Qへ。

4Qようやく馬場が決めて、ホーキンソンも得点するも韓国のアウトサイドを止められないが、ようやく日本が流れを一気に変える。役割であるシュートを打ち続けてきたジェイコブス晶が2本連続の3ポイントを決める。残り4分切ってから河村が個人で打開して3ポイントを決めて1点差に詰めて、有明アリーナも最高潮の空気になる。さらに残り1分切って同点へ、そして残り40秒で馬場が強度高いディフェンスを見せてミスを誘発させた。残り36秒でファウルを取り河村がフリースローを2本決めて逆転したが、韓国が得点して後、ホーキンソンのディフェンスがファファウルを取られて2本のフリースローで1本を決められてタイムアップ、84-85の悔しい敗戦となった。

 

男子日本代表はパリ五輪に向けて現在16人でここから韓国戦が終わって12名までカットすることになる。(ヨーロッパへは14名程度の予定)早くメンバーを決めて固めてやりたいが、八村塁、渡邊雄太との連携を含めて、チーム構成を最後まで検討している。オーストラリア2戦、韓国との1戦目が終わって勝利が欲しい日本。韓国は若手中心で臨んできて、日本がやりたいバスケットを逆にされてしまった。強度高いディフェンス、リバウンド、エナジー、フィジカルと日本を上回った。
ディフェンスでのコミュニケーションミスでノーマークを作られたシーンが何度もあった。それをしっかり把握、修正して日本の強さを見せてもらいたい。東京五輪は無観客だったため、目の前で勝利を共に共有したいと多くのファンは望んでいる。
7日韓国戦Game2で日本のバスケットを!

 

試合後コメント

トム・ホーバスHC
「うちのプレーが足りなかった。色々なコンビネーションが見たかったけど、上手くいかず3Q少しよくなって、4Qでやっとうちのバスケットができた。弱気はダメ。7日はうちのバスケを最初から最後までやらないとダメだとチームで話した」。

「負けから学ばないといけない。
“wake up call”
直さないと道の道がなくなる。でもまだ3週間あるから去年のワールドカップの前にユータが怪我してよくなかったけど勝てたから、またまだ大丈夫だと思う。マインドセットを変えて行かないとダメだと思う。シュートのバランスがよくなかった。3ポイント31.4%はよくない、足りない」。

ディフェンスのピックアップの対応について
「今週早くピックアップする練習をやったんですけど、今日よくできなかったと思った。ディフェンスコールのミスとか、それの方が痛かった。フリースロー終わってからコールして4人がやってるけど1人がやってない、相手がダンクとかそういうバスケット絶対ダメです。7日しっかりやらないと」。

 

河村勇輝
自身のプレーについて
「相手のディフェンスがすごくハードでスイッチディフェンスでオフボールで対応してきて、常に自分がボールを持たされて、自分が前にボールを打ち続けるポゼッションが増えたのは、相手のディエンスが素晴らしくて、そうさせられてしまった。
オフェンスでは単調になってしまって、後半は ボールをもっとリングに落としていくこと、ペイントアタックしていくこと、早めにボールをさばくことだったりとか、早めにピックアンドロールを使ったりするように次の日曜日の試合はしっかりやっていきたいです」。

 

富永啓生
インディアナ・ペイサーズと「エグジビット10」契約

コメント
「凄い嬉しかったですし、大きなチャレンジになるので楽しみです。渡邊雄太選手にも色々と聞いたりもしています。ここからはどれだけ自分がアピールできるかどうかだと思っています。ペイサーズは速いバスケットなので3ポイントを凄く打つチームで楽しみです」。

 

ジェイコブス晶
J:3ポイントしっかり決めましたね

「そうですね。前半5本打って決められなかったと思うんですけど、 ずっと言ってるように自分の役割を知っているので、そこをやめちゃうと悪いアピールになってしまうので。どんどん打ち続けて、やっと決まったのは嬉しいですけど、まだそこの活躍は自分のリフレクションになってないと思うので、もう少し頑張れると思います」。

J:その強い気持ちをずっと持ち続けてるのはどこからきてますか

「いつも自分の練習を信じいるのですが、やっぱり周りのチームメートがすごく信じてくれているのが1番の自信になっていると思います。 自分がいつも見てきてる代表選手が”またボール回すよ”、”シュートを打て打て” っていつも言ってもらえてるのが1番の自信になります」。

河村選手からのパスについて
「横浜BCで一緒に練習して、そこから1年前の代表とかで一緒にやってきているのですが、すごくパスが上手い選手です。コートのどこに立っていても探してくれる選手で、シュートを決めるのもすごく楽になります。そういうガード選手とプレーできるのはすごい嬉しいです」。

札幌で試合からどんな練習を
「何週間前に代表にレイ・アレンが来て、シュートはどういう練習をするのがいいですかって聞いたら、スポットシューティングをやるなと言われて、試合中はもう走りながらいきなりシュートを打つこと。そういうコンディショニングを入れてるシューティングをやってました。でもまだ足りてないです」。
(スポットシューター:セットオフェンスなどの特定の動きで起用されるシューターのこと)

 

GAme1ロスター12名発表  (八村塁、渡邊雄太は欠場)

#2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉J)
#4 ジェイコブス 晶 (SF / 203cm / ハワイ大学)
#5 河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜BC)
#6 比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮)
#7 テーブス 海 (PG / 188cm / A東京)
#18 馬場 雄大 (SF / 195cm / -)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / SR渋谷)
#30 富永 啓生 (SG / 188cm / – )
#34 渡邉 飛勇 (C / 207cm / -)
#75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷)
#91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 三遠)
#99 川真田 紘也 (C / 204cm / 長崎)

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