天皇杯準決勝
2/9(水) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 92-87 琉球ゴールデンキングス
1Q 21-11
2Q 15-14
3Q 28-25
4Q 28-37
<千葉ジェッツ>
クリストファー・スミス 23得点(3P4/5)
富樫勇樹 18得点 5リバウンド 8アシスト
ジョシュ・ダンカン16得点
ジョン・ムーニー 11得点 9リバウンド
<琉球>
アレン・ダーラム 21得点
コー・フリッピン 16得点
第97回天皇杯準決勝、琉球は初の準決勝に挑む。千葉は過去に3連覇を達成している。コロナ禍での難しい調整の中、激しい戦いが繰り広げられる。
千葉は1Qからエナジー全開で攻め富樫のスリーポイント、大倉のダイブからレイアップなど得点を重ね、更にディフェンスから速攻をだし点差を一気に広げてランする。琉球は重たい入りとなり流れを掴めなく21-11
2Qは琉球がじわじわと得点して追いつくが流れになりかけると、千葉ジェッツはディフェンスから呼び戻し、ハードワークし琉球のターンオーバーも目立ってくる。点差は縮まらず、前半琉球のスリーポイントを1本に抑えて36-28で折り返す。
後半、開始早々に富樫のスリーポイント、琉球は並里の得点で始まる。ダンカンも2本連続、原のスリーポイントでラッシュして千葉のオフェンスが爆発する。
追い上げる琉球に、スミスからムーニーへピック&ポップでスリーポイントを決めて流れを渡さない。そしてこのクォーターのスミスは止められない。スリーポイントにバスカンと千葉を牽引する。琉球も離されずついていく。
最終クォーターで、琉球はディフェンスから速いバスケットを展開して開いていた点差は一桁得点に持っていき、岸本のスリーポイントで5点差まで詰める。千葉は富樫がスリーポイントで返す。それでも琉球の勢いは止まらず更に追い上げて68-66と追い上げる。
ここから両チーム得点し合う。
エバンスのスリーポイントでとうとう逆転する。
千葉は後半爆発しているスミスの得点で攻防が続く。
残り1:03で富樫のドライブからオープンの原へのパスでスリーポイントを決めて5点差にする。琉球も返して3点差で19秒。最後まで勝負は分からずだが、千葉ボールで点差をしっかり守り抜いて千葉が琉球を破って3連覇した3年ぶり以来に3/12さいたまスーパーアリーナでの天皇杯決勝戦にコマを進めた。
大野HC(千葉)
「2019年3連覇から3年ぶり決勝進出でめちゃめちゃホッとしています。経験値も含め選手たちがポジティブでに準備してくれた。一発勝負の天皇杯は勝ちたいと思う気持ちが大事だと伝えた。
ライブの練習は2回だけしました。その中でも勝ちに行かないといけないゲームで、40分間トータルで完全では無いが選手たちがフィジカル面でも、琉球さんにもアタック出来た。昨年セミファイナルでもリバウンドをやられたので最後まで泥臭く行こうと選手たちに伝えた。みんな万全ではないけど最後まで頑張って戦ってくれた。」
富樫勇樹(千葉)
「期間が空いた中での試合でしたがチームでカバーして40分間戦えて勝って凄く良いゲームだったと思います。コンディショニング等、チームとして万全で動けては無い状況、ここ数日練習して挑んだ試合で、負担はかかっていたと思うが練習通りアタック出来きた。
この2年間、3連覇の後は最後の舞台にもたどり着け無かった悔しさもあるし、天皇杯、リーグ優勝へ向けて頑張っていきます。」
西村文男(千葉)
「良い流れで途中でひっくり返された時、チームが気持ち切らさず最後まで戦えたのが良かった。しっかり行く方向に向かって強く戦えてる。ゲームの締めくくり時間と点数とメンバーを見て、フリースロー2本決められて良かったです。(今日に関しては大ベテラン感出来た笑)」
桶谷HC(琉球)
「レギュラーシーズンに無い一発勝負、千葉さんと勝っても負けてもプラスになる試合、試合の入りファーストパンチ、富樫くんに入れられて彼を気持ち良くプレーされた。自分達の不必要なターンオーバー11、前半状況判断も出来なかった。3Q、富樫君、ダンガンと4本3P入れられ最後接戦出来たが爆発力があるチームで優位にゲームを進められた。
勿論、スカウティングもして選手たちにも伝えたが、自分達のレベルが出来てないという事だと思うのでしっかり学んで一発勝負、試合功者だった千葉さんに学んで、これから勝てる様にしていきます」
コー・フリッピン(琉球)
「今シーズン初めての千葉でスカウティングも初めて見る事も多く、千葉の様な強いチームに20点差を付けては勝てないです。古巣で富樫選手とのマッチアップは楽しかった。自分の方が早いのも富樫選手は知ってます。笑 次のステップに行ける様に努力しています。」