[Bリーグ]5年目でB2初プレーオフに挑む茨城は第1戦を佐賀に100点ゲームして101-93で勝利
文・写真 西川友也
B2 PLAYOFFS 2020-21 QUATERFINALS〈GAME1〉
茨城100点ゲームで勝利
茨城 101-93 佐賀
アダストリアみとアリーナ
1Q 28-19
2Q 25-23
3Q 28-28
4Q 20-23
<茨城>
タプスコット 31得点
トラソリーニ 24得点
平尾充庸 17得点 6アシスト
<佐賀>
ガルシア 22得点
相馬卓弥 22得点
両チームにとって初のB2プレーオフ。
どちらも先勝して次戦に繋げたい大事な初戦。
立ち上がりは、両チーム緊張感からか1Q残り3分までは一進一退の攻防が続く。
1Q残り3分を切ってから、攻撃力に優る茨城が、キャプテン平尾や高橋のスリーポイント、トラソリーニのインサイド攻撃が決まり9点差まで広げる。
このまま勢いに乗ると思われた茨城だが、緊張感からか思うようにシュートが入らず、2Qで一時は佐賀に1点差まで迫られる。それでも、トラソリーニとタプスコットを中心に、インサイド攻撃で再び点差を広げ、前半は茨城が11点リードで折り返す。
後半はさらに激しい攻防となった。
3Q開始早々に茨城が得点を重ねて、一時16点差まで開くも、佐賀も今日チーム最多得点の22点をあげた、ガルシアと相馬の二人を中心に追い上げを見せ5点差まで迫る。
それでも、ここで追いつかれたくない茨城は、タプスコット、トラソリーニ、福澤のインサイド攻撃で再び点差を戻し、11点差は変わらず最終4Qへ。
4Qは両チーム外国人選手が奮起する。
茨城はトラソリーニとタプスコットを中心に点数を重ねるも、佐賀もガルシアとマタを中心に茨城を追い上げる。
それでも、前半で11点差をつけた茨城が、佐賀の追い上げを交わし、100点ゲームでハイスコアな試合を制した。
試合後会見
グレスマンHC(茨城)
まずはホームのプレーオフで勝利を挙げられたことは良かった。
とはいえ、まだまだ良くするべきところはたくさんある。
佐賀はタレントのあるチームなので、明日はより危機感を持っていないと勝てないので、しっかりとやらなくてはいけない。
特にディフェンス面でしっかり修正して戦わなくてはいけない。
ディフェンス面に関しては、鶴巻や高橋がポジティブに出来ていたが、一人ひとりというよりチームのディフェンスが重要になる。
平尾キャプテン(茨城)
入りこそ良かったが、やはり流れが良い時も悪い時もあった。
それでも、相手に流れが傾きかけた場面でもチームで我慢できたことが良かった。
プレーオフは1点(差)でも勝てば良いので、しっかりと明日も勝ちにつなげられるように戦っていきたい。
正直に勝ったことは嬉しいし、ひとつ前に進めたという思いはあるが、プレーオフの中でも自分たちの成長が必要。
タプスコット(茨城)
非常に激しい戦いとなり、どちらのチームも激しくプレーしていた。
またシュートもお互いよく決まっていた。
個人としてはプレーしていて楽しい試合だった。
シーソーゲームの状況で、勝ち切れたことをうれしく思う。
明日の試合も、楽しくプレーしていきたい。また、チャンスを作り出すプレーをしていきたい。