日本代表でのパフォーマンスを三遠で見せる吉井裕鷹
10/27(SUN) Game2
豊橋市総合体育館
三遠 100-89 茨城
1Q 26-26
2Q 25-21
3Q 24-17
4Q 25-25
<三遠>
#2 デイビッド・ヌワバ 22得点 13Reb 3AST
#10 吉井裕鷹 21得点 (3P3/5)
#23 デイビッド・ダジンスキー 21得点 12Reb 4AST
#1 ヤンテ・メイテン 14得点
佐々木隆成 11アシスト、大浦颯太、柏木真介、湧川颯斗のガード陣にも期待
茨城がいいディフェンスを見せてターンオーバー含めて得点して7-2とリードする。スティールからヌワバ、津屋、吉井とボールを動かしスリーポイントを決め、佐々木からペイントのメイテンに渡り逆転する。
茨城は確率よく得点していくが、三遠はフルコートからゾーンディフェンスを敷いて流れを変えて、柏木も1Qからコートに立ち強度とスピードを変えずに三遠は仕掛けていき、26-26て1Qを終える。2Qも三遠ペースで進んでいくが、途中茨城もフランクス、ジェイコブセンがインサイドから得点を重ねて遂に逆転する。そこから三遠は落ち着いてプレーして吉井の3ポイントとダブルクラッチで再び逆転し、51-47三遠リードで折り返す。
後半に入って吉井、ヌワバ、ダジンスキーとアウトサイドとインサイドから得点してリードする。追い上げる茨城にヌワバ、佐々木のスリーポイントで引き離し75-64で最終へ。千葉ジェッツを破ってる茨城は、オフェンス力を見せて三遠にくらいつくが、三遠は粘る茨城を振り切って100点ゲームで勝利した。そのゲームをコントロースする三遠のガード陣も強力だ。メイクもしてそれぞれに個人で打開する力を持ちあわせている佐々木隆成、大浦颯太、柏木真介、湧川颯斗と若手からベテランまで日本を代表するガード陣で今シーズン強豪相手に戦っていく。ここの話を大野篤史HCにスペシャルインタビューで聞くことができた。(お楽しみに)
試合後に大野篤史HCに3年目になる今シーズン
三遠への想いを聞くことができた。
大野篤史HC(三遠)
J:ディフェンスでは色々な選手を使いながら仕掛けていて、全員が躍動し、まとまりがあるように感じましたが、いかがでしょうか?
「昨日の前半に比べて、今日は1試合通してたくさんのエラーはありましたが、自分たちのスタイルをコートで表現しようと臨んでいる姿が見えたことが収穫だと思っています」。
J:吉井選手は今シーズン2回目のキャリアハイを達成し、すでにチームに馴染んでいるように感じましたが、どのような会話をされていますか?
「特別な話をしているわけではありません。
自分だけが話すというよりはコーチ陣でフィルムを作って、吉井選手に今足りないところや、できていること・できていないことを提示して、彼の中で強みや課題を整理できているのではないかと思います」。
J:三遠に赴任して3シーズン目となり、ようやくカルチャーが浸透してきていると思いますが、この先の展望等お聞かせください。
「自分たちは豊橋をはじめとする三遠地域にしっかりと根付き、三遠地域の皆さんの日常になりたいと思っています。まだ今はそれを作っている最中です。フェニックスといえばどんなチームか?と聞かれた時に、まだ答えは出ないと思いますし、まだまだ認知度も低いです。ただ、今日のような試合を続けていくことで、フェニックスが地域の日常になれる可能性があると感じています。
昨日のような試合をしていれば、なかなか自分たちのことを誇りに思ってもらったり、日常になることは難しいです。それは一朝一夕ではなく、勝っているから観客が増えるわけでもなく、自分たちは物を売る仕事ではないので、観に来ていただいているお客さんに感じて帰ってもらわなくてはいけません。それは決してこちらが求めるものではなくて、お客さんが試合で自分たちの表情や表現するものを見て、初めて応援してもらえるかが決まります。今日は良かったけど明日は違うでは日常にはなれず、だからこそ自分たちはコンシスタントに今日のようなマインドセット持って試合をする必要があり、なおかつ勝たなければいけません。そのことをもう少し理解する必要があります。一過性にしたくないですし、本気でここに根付きたいです。
フェニックスがどんなチームか?と聞かれた時に、この地域に住んでいる皆さんがフェニックスってこういうチームだから応援したくなる、支えてあげたくなると思えるようなクラブを作ると思って、3シーズン目になりますが、まだまだ足りず、自分たちが求めるのではなくて示さなければいけないと思っています」。
吉井裕鷹 (三遠)
「茨城はやっぱりかなりタフなチームでしたし、 抑えないといけない所をもっと抑えられたと思うんですけど、とりあえず勝ってよかったなと思います」。
オフェンス、ディフェンスで感じていること部分を教えてください
「ディフェンスでは、ローテーションの回り方、簡単にバックカットされてしまったりとか、 僕たちのシステムの中でそこはやられちゃいけない所でやられてしまったり、1on1でドライブさせればいいもの、スリーポイントを決められてる部分とか、僕で言えばオフェンスリババウンド取られました。あとは速攻を出させないなど、今日はファーストブレイクは茨城に23点もやられていますし、そこがダメだったなと思います。 オフェンスの部分では身長のミスマッチがあったので、そこをついていって打つべきシュートは打ったので、それが入ったから点数が伸びたと思っています」。
HCが得意なところでもっとプレーできるようになればいいんじゃないかとお話がありましたが、今後、意識したいことなどありますか
「はい。探してる途中ですね。シューターアクション、シューターでもないですし、 ミスマッチ起きることが多いんで、ミスマッチつくっていうところと、僕としてはもっとカッティングからポイントを取りたいんですけど、なかなかシステム上少なくなってきてて、もうちょっと狙いたいなと思ってます」。
意気込みもください
「バイウィークまで全部落とせない試合なので、集中して チーム一丸となっていいバイウィークを過ごしたいと思います」。