激戦の中地区との対戦。3位三河と4位のSR渋谷と三河の対戦は1勝1敗となった。Game1はSR渋谷が高確率に3ポイントを決めて、ホーキンソンがダブルダブルの活躍で勝利した。Game2は三河がイニシアチブを取り、ガードナーがやり返す形でリードするがSR渋谷の猛追でオーバータイムに突入するが三河が振り切り勝利した。
第17節 1/12(SUN) 青山学院記念館
Game2 4,049人
サンロッカーズ渋谷 69-80 シーホース三河
1Q 13-21
2Q 15-18
3Q 15-11
4Q 23-18
OT 3-14
<三河>
#54 ダバンテ・ガードナー 25得点
#10 ジェイク・レイマン 15得点 11Reb
#11 久保田義章 9得点
#19 西田優大 8得点4AST
<SR渋谷>
#22 リード・トラビス 27得点 10Reb
#8 ジョシュ・ホーキンソン 15得点 13Reb
#5 アンソニー・クレモンズ 12得点 7AST
#9 ベンドラメ礼生 12得点
ガードナーのショーディフェンスから3ポイントとアウトサイドから決めるという昨日の試合での修正をゲーム入りから示す。またホーキンソンもGame2もパフォーマンスを見せていく。インサイドで力強くプレーする三河は、ガードナーが起点となり、渋谷もホーキンソン、トラビスでインサイドを強調して激しい攻防になる。ガードナー、レイマン、アヴィもペイントでの勝負強さを見せる。渋谷はインサイドでのホーキンソンとトラビスのみの得点となって進み、三河はボールを散らしチームで得点とバランスがいい展開をする。
前半に強度高いディフェンスを見せたハーパーが後半も続いて出場する。渋谷のディフェンスにリズムが掴めない三河。久保田、ベンドラメがチームを引っ張って、流れは渋谷が掴みかけたが、ガードナーがインサイドでしっかり得点してリードを保つが、4Q入ってやはりこの選手、ホーキンソンの3ポイントで逆転する。そこから西田の3ポイントでリードチェンジの展開になる。最終局面、残り0.5秒でベンドラメが同点3ポイントを決めてオーバータイムへ。オーバータイムは三河が3ポイントとガードナーのインサイドでの得点先行してハーパーの3ポイントもでるが、最後はガードナーの3ポイントで熱いオーバータイムに決着をつけた。
ライアン・リッチマンHC(三河)
J:前半からホーキンソン選手トラビス選手の得点がすごく強く、後半周りの選手からも得点もあり、40分以上我慢仕切れたディフェンスについて教えてください
「まずは渋谷さんが本当に正確なオフェンスを仕掛けてくるチームっていうところの中で、彼らのシステムがどういうものであって、そしてどこでシュートをしたいのかっていうことをちゃんと理解した上で、自分たちのディフェンスがお互いにリンクを持ってしっかりクリアしなきゃいけないところで、今日はそれがしっかりできたという風に思ってます。見ていただいたように、オーバータイムが最たるもので、そのディフェンスっていうものができたという風に思っています。
昨日は渋谷さんがシュートを決める時に決めて、今日は自分たちが決めるべき時に決めることができた。なので、こういうゲームによってそういう違いは出てくると思うんですけれど、 日々の自分たちの努力であったり、やってきてることというものをちゃんと信頼してやり続けるってことが大事だなという風に思っています」。
J:オーバータイムでのゲームを勝ち切ることは、NBAや他のゲームを経験されていますがどう感じるのか教えてください
「リーグもいろんなリーグがありますし、ゲームの1つ1つが全部同じゲームになるというわけではありません。ただ、Bリーグに関してはフィジカルなリーグだという風に思っていますし、とてもコーチングも行き届いてる理由だという風に認識しています。 その中で、ただ自分たちが全部はよくできたっていうわけではなく、ゲームの終盤のところで、まだファール1回できるところでファールをうまく使い切ること、使うことができずにベンドラメ選手にシュートを決められたり、試合の終盤自分たちがゲームの終わらせ方をもっと向上していかなきゃいけないなと思っています。残りシーズン半分で自分たちが成長していくことは大事ですし、それに向かって自分たちのやるべきことっていうのをやっていきたいと思っています」。
ダバンテ・ガードナー(三河)
J:連戦でGame1でうまくいかなかった時にGame2でプレー面や気持ちの面をどう変えていきますか
「もしGame1のプレーが良くなかった時、Game2に向けてですが、本当に自分自身に 怒りを覚えていて、それでGame2に臨むという風にしてます。そこをいつもハードにするってことを保たれてるのかなという風に思います。ただ、前半戦は、そういうことも多々ありましたので、そこの部分をGame1が悪くてGame2がいいとか、そういうところを後半戦しっかりと修正していきたいと思います」。
J:Bリーグの中で、今日はホーキソン選手やトラビス選手とのマッチアップは見応えがたくさんあり、インサイドとアウトサイドのプレーで、ここからどんなプレーをファンの皆さんに見せてもらえるか教えてもらっていいですか
「フィジカルにダウンヒル、リングに向かって攻撃するということをやっていきたいと思います。また、リバウンドの部分はしっかり改善して、 3ポイントも含めてですが、リバウンドのところも改善していきたいです。シーズン前半戦はリバウンドのところが良くなかったので、よりリングに向かう、 ダウンヒルに向かうようなフィジカルなプレーをすることによって、自分のポストアップやリバウンドにつながると思うので、そういう点をやっていきたいと思います」。
ルカ・パヴィチェヴィッチHC(SR渋谷)
「1勝1敗は強い結果を成し遂げたと思います。またKJや田中大貴の復帰も望んでいます。前半よく戦えたので、ここから目標としているところに向けて辿り着けるようにやっていきたいと思っています」。
J:この2試合でも試合の戦い方、選手起用に勝ちへのこだわりをすごく感じます。勝ちへのこだわりを教えて下さい
「私はセルビア人ですが、モンテネグロ、その当時ユーゴスラビアということで、色々な時期を乗り越えてきました。その昔、ユーゴスラビアの時代からバスケットボールを学んできて、ユーゴスラビアは当時、アメリカ以外でバスケットの教科書のトップであると、世界のトップと言われていた国でバスケを勉強してきました。そしてバスケットボールをずっとやってきて、あそこで何を教わったというと、やはりバスケットボールは勝つスポーツだと、勝たないといけない、古い考えかもしれないですけども、そんなことを常に教えられて、その気持ちを持ってですね、どの試合も臨んできました。
ただ単に試合にいるだけではダメで、試合でコートに立っているだけではダメですし、ただ単に試合を指揮をしてもダメですので、勝つために全てをやらないと、これは意味がないと捉えてます。それがスタンダードで、じゃあ勝つのかっていうのは、コーチのその持ってる知識、また勉強してるものを選手たち、またチームに落とし入れそのスタンダード、どういうところから来るかっていうと、その気持ちだったり、それに対する行動です。どう勝つためにやるか、その行動が我々のスタンダードであって、私だけでなく、これはコーチ陣全員で共有をして、そこを目標として戦ってるっていうのが、私が勝ちに対するこだわりです」。