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【男子日本代表】山﨑一渉 21歳 遂に日本代表デビュー 「タイミングも良くしてガード陣とも合わせて3ポイントを8-10本と打っていきたい」/ジェイコブス晶との関係を聞く

【男子日本代表】山﨑一渉 21歳 遂に日本代表デビュー 「タイミングも良くしてガード陣とも合わせて3ポイントを8-10本と打っていきたい」/ジェイコブス晶との関係を聞く

山﨑 一渉(SF/ 200cm / 21歳 /ノーザン・コロラド大学)大怪我を乗り越えて日本代表デビュー 試合後Jbasketインタビュー🎙️

日本生命カップ2025 アジアカップへ向けて日本代表国際試合GAME2
2025年7月6日(日)有明アリーナ 10,598人
日本🇯🇵 74-53 🇳🇱オランダ
1Q 21-13
2Q 22-10
3Q 17-19
4Q 14-11

山﨑一渉
「日本でプレーするの本当に久しぶりです。川島(悠翔)と話して、あの時の(ウインターカップ)決勝以来だなって。なんかそれを思うと本当に色々あって、色々苦しんだ3年間、4年間だったんですけど、こうやって日本代表のユニフォームを着て日本のファンの皆さんの前に戻ってこれて、今正直に嬉しいです」。

2020年ウインターカップ
山﨑一渉優勝&コメント

明成が意地を示す4Q 大逆転劇72-70で東山を破って3年ぶり6度目の優勝を飾る。山崎一渉「最後は自分が行けと言われ自信が湧いてやり切った」

 

山﨑一渉は、仙台大学附属明成高校卒業後には2022年にNCAA1部のラドフォード大学に進んだ。その1年目となるルーキーイヤーは試合も出て活躍して、次の2年目に右膝前十字靱帯断裂、内側側副靱帯損傷、半月板損傷という大怪我を負ってしまった。日本で開催されたWUBSにも帯同はしたが残念ながらプレーを見せることはできなかった。その後コートに復帰して活躍したのが2024年、そして、4年目となる今年の2025年ノーザンコロラド大学へ転校を決め発表した。困難を乗り越えてきた山﨑が今回のアジアカップ日本代表合宿に招集されて、合宿や日本代表公開練習では笑顔も多く見せてくれていたのが印象的だった。これからの日本を代表するシューターが日本代表として、大きな期待が寄せられる。

男子日本代表の国際強化試合が開催。初戦7月5日は70-78 とオランダに逆転負けとなる。そして、GAME2で、ロスター入りとなった山﨑一渉が遂に日本代表として第2クォーター、初出場でコートに立った。そして3ポイントシュートを決め11点差にした。約16分の出場で3ポイント1本決めた。セカンドユニットとして、ディフェンスと自身の求められている3ポイントを沈めるなどこのクオーターで20得点差をつけて折り返す。途中出場で流れを一気に引き寄せ点差をつけるなど、山﨑は初出場で躍動した。

試合は日本ペースで、74-53とリードを保って勝利に貢献した。ホーバスHCに求められているものも高くあり、この代表でのプレーにアジャストさせようとしていることを試合後に聞くことができた。そして、今回の代表で明成高校時代の恩師からの教えが活きていることも語った。

 

試合後Jbasketインタビュー

J:自らメイクしてシュートを打っていくこと、今日は3ポイント1本ありました。代表でのプレーはどういう感覚でしたか

「そうですね、正直タッチは悪くなくて、それでも今日は4本ぐらいしか打ってないと思うんですけど、トムさんのスタンダードよりも本当に全然低いと思うんで、もっと打ちにいく本数がまだまだ足りないなって思ってる感じです」。

J:トムさんに求められている本数はどれくらいですか

「トムさんからは6から8本を求められています。自分が打てるかなって思ったタイミングでパスが来なかったりとか、そういうのもあったんで、もっといいタイミング、自分とガード陣とで合わせてもっとシュート打っていければ、8本、10本といけるのかなと思ってます」。

J:プルアップやキャッチ&シュートする中で、タイミング含めて味方の選手によって違うと思いますが慣れてきた感じですか

「正直言うと、まだアジャスト中っていうか。ほんとに自分が打ちに行くっていうプレーだったりとかは、もう高校以来なので、そこが少し、もっと感覚的に蘇ってくればいいなと思ういますが、日に日に少しずつ良くなってきてると思って、試している最中です」。

J:ジェイコブス選手と笑顔での会話、楽しそうななのが印象的でした、どんな感じですか

「晶とは結構仲良くて、今回のキャンプで会うのも初めてなんですけど、ディペロップメントキャンプからずっと一緒にやってて、ほんとにすごい仲良くなって(笑顔)。
年下なんですけど、オンコートでもオフコートでも精神的にすごい大人っていうか、ほんとに驚くことが多いし、尊敬できるような存在で、いつも自分に声をかけてくれたり、そういう風な部分があるんですね。はい、すごくいい友達です(笑顔)」。

さらにジェイコブス晶選手について

「沖縄でのワールドカップとパリ五輪も見たし、ほんとに同世代で、年齢が1個下でA代表で活躍してるのは、ほんとにすごいなと思いましたし、今回のディベロップから始まって、彼のことを知っていくうちに、人間性の部分だったり、プレーの落ち着きだったり、そういうところのレベルがすごい高いなって思いました。
すごいのはわかってたんですけど、改めて一緒にやってみて、彼を知って凄さをもっと知ったというか、そういう部分もありました」とこれからの日本を背負う2人のエピソードを話してくれた。

また、山﨑は「トムさんにはシュートをうちに行くことを求められて、新しいことをやって練習でもあんまり結果が出ない中で、シュートを打ち続ける難しさも感じながらの試合でした。試合に臨むにあたっては、まずディフェンス、リバウンド、誰でもできること頑張ろうっていう気持ちで入って、シュートチャンスがあれば全部打つこと、もう少し打ちに行きたかったですけど、1本入ってよかったと思います。

シュート入る入らないを気にするんじゃなくて、ディフェンスとかリバウンドで誰でもできることに集中したら、絶対自分のプレーが出てくるからと、(佐藤)久夫先生に教わってるんで。その部分でずっと苦しんでた時に、久夫先生の言葉を思い出してゲームに意識して入りました」と明成高校時代の恩師からの教えが活きていることをコメントした。

 

 

合宿と大会前日公開練習Jbasketインタビュー

【男子🇯🇵日本代表】山﨑一渉 (SF / 200cm / 21歳 / ノーザン・コロラド大学) 日本代表ディペロップメントキャンプ Jbasketインタビュー🎥

 

ロスター12名

#4 ジェイコブス晶 (SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
#7 テーブス海 (PG / 188cm / 26歳 /A東京)
#13 金近廉 (SF/ 196cm / 22歳 /千葉J)
#14 狩野富成 (C/ 206cm / 23歳 /SR渋谷)
#17 中村太地 (PG / 190cm / 27歳 / 島根)
#19 西田優大 (SG / 190cm / 26歳 /三河)
#10 山﨑 一渉(SF/ 200cm / 21歳 /ノーザン・コロラド大学)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/ 181cm / 22歳 /SR渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 29歳 / SR渋谷)
#25 川島悠翔 (PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
#42 渡邉伶音(PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)
#45 テーブス流河 (PG/ 184cm / 21歳 /ボストン・カレッジ)

 

 

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