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【Bリーグ】B1昇格注目のFE名古屋が2連勝スタート / ランダルは古巣茨城を相手に躍動、ルークダブルダブル

【Bリーグ】B1昇格注目のFE名古屋が2連勝スタート / ランダルは古巣茨城を相手に躍動、ルークダブルダブル

Bリーグは愛知ダービーから始まって、この週末からBリーグ全体が開幕した。
今シーズンは3地区で争われる。ここから6月まで長いシーズンになるが、ファンにはたまらない、ようやく新シーズンの開幕に心躍らせている。

10/2(日) アダストリアみとアリーナ
茨城 69-72 FE名古屋
1Q 15-9
2Q 18-19
3Q 16-25
4Q 20-19

≪茨城≫
チェハーレス・タプスコット 18得点8リバウンド
平尾充庸 13得点
エリック・ジェイコブセン 12得点12リバウンド

≪FE名古屋≫
アンドリュー・ランダル 18得点
エヴァンス・ルーク 16得点11リバウンド

2022-23シーズン開幕第2戦、茨城ロボッツvsFE名古屋のゲーム。
昨日の第1戦は、B1昇格組のFE名古屋をホームに迎え、負けられない試合に硬さからミスが目立ち敗戦を喫したため、何としても1勝1敗としたい茨城ロボッツ。
対して、昨シーズン圧倒的な強さで勝ち抜いてきた底力で、開幕2連勝を目指すFE名古屋

第1Q、昨日は開始からFE名古屋の石川海斗の速い攻撃力を中心に攻撃を組み立てられ、あっという間に点差を付けられた茨城は、ディフェンス力の高い鶴巻を先発起用した。
これがピタリとはまり、第1Qは茨城が石川を抑えこみ9得点に抑え15-9と6点リードで第2Qへ。

第2Q前半も茨城のペースで、序盤は茨城がリードを広げる展開となる。しかし、第2Q終盤、茨城がシュートタッチが悪くなり出すと、ターンオーバーを連続で繰り返すなど自分たちのミスが重なり、FE名古屋がわずかに点差を縮めて後半へ。

第3Q序盤こそ、ジェイコブセンがフリースローをきっちり決めるなど、点数を重ねたが、2分を過ぎたころから茨城のゴールが決まらなくなる。相手のファウルで得たフリースローも外れる悪い流れ。FE名古屋は、時折フリースローを外す場面も見られるが、攻撃ではランダルとジョーンズを中心にインサイドを攻めて得点を重ねる。第3Q残りおよそ5分でFE名古屋が一気に逆転した。茨城も以降はなんとか食い下がるが、エヴァンスがアウトサイドとインサイドから得点をきっちり決め、FEが4点リードで最終第4Qへ。

最終第4Q、前半は両チーム点の取り合いで点数が大きく動く。両チームともにインサイドの2ポイントとアウトサイドの3ポイントが決まる。しかし、中盤残り7分あたりから約3分半は両チーム全くシュートが決まらず我慢の戦いが続く。追いつきたい茨城は、連続オフェンスリバウンドを獲得するも5連続でシュートが外れ点差を縮められない。
終盤に茨城が1点差まで迫るも、肝心なところでフリースローが決まらずFE名古屋に追いつけないままタイムアップ。

B1昇格組のFE名古屋が、B1昇格2年目の茨城を2連勝で開幕戦を飾った。

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B2ではナンバーワンガードとも言われた、石川海斗を中心に攻撃を仕掛けたFE名古屋。攻撃は単調のように見えるが、フィジカルの強いアンドリュー・ランダルや日本代表でもあるエヴァンス・ルークにボールを集めて確実に点を重ねていった。
一方茨城は、第1Qこそ石川海斗対策で先発出場をした鶴巻が、持ち前のディフェンス力で相手を9得点に抑えたが、中盤以降はシュートに精彩を欠いていた。茨城のディフェンス力や相手のミスで得た、得点のチャンスもことごとくリングに嫌われていた。

 

試合後コメント

川辺HC(FE名古屋)
タフな試合になった。まずは、ロボッツのディフェンスのインテンシティの入りが高くて、自分たちが作った戦術が使えなくて、ロボッツのエナジーに負けるという場面があった。それでは駄目だということで、しっかりディフェンスから自分たちのリズムになってきて、細かい修正があったが大きく変えなくて戦えた。選手がよく頑張ってくれた。出る出ない関係なく、一週間準備してきたことをみんながやっていると思うので、チーム一丸となってこれからも成長していきたい。

 

グレスマンHC(茨城)
今回、72点で相手の失点を抑えたが結果として負けてしまった。これは、これまでで初めてのことだった。選手は本当にハードにやろうとしてくれたが、オフェンスの面で足りていないところもあった。サイズの問題でもある。ディフェンス面は良かった。選手たちは戦ってくれたし我慢してくれた。エリック(・ジェイコブセン)選手がいない時間帯に難しいところがあった。オフェンス、ディフェンス含めて、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。オフェンスが良くなるために、ディフェンスで相手のターンオーバーを誘発してリングに向かっていくことが必要。非常に悔しい結果だが、選手たちが戦い続ければ必ず良くなっていくと思う。

 

チェハーレス・タプスコット(茨城)
自分たちは良い出だしが出来たと思う。第1Qは、ディフェンスでは自分たちがやりたい形で出来て良かったと思う。FE名古屋は、自分たちのやるべきことを我慢強くやり続けて追いつき追い越した。FE名古屋は、試合終盤のエクスキューションが良く、自分たちは決めるべきところを決められなかった。そこは、自分からやっていかなければいけないと思う。

 

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Jbasketライター

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