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【Bリーグ】FE名古屋が茨城に連勝し開幕から4連勝で中地区首位へ/川辺HC(FE名古屋)「メンバーが10人の中で2つ勝って成長を感じることが出来た」

【Bリーグ】FE名古屋が茨城に連勝し開幕から4連勝で中地区首位へ/川辺HC(FE名古屋)「メンバーが10人の中で2つ勝って成長を感じることが出来た」

開幕3連敗と苦しい状態が続いており初勝利が欲しい茨城と、対照的に開幕3連勝と好調のFE名古屋の対戦。昨シーズン開幕戦の雪辱を果たしたい茨城は、昨日の第1ゲームで悔しい敗戦となり今日勝って1勝をもぎ取りたいゲームとなった。FE名古屋は10人というメンバーでチーム一丸となって戦い開幕4連勝と中地区唯一の4連勝を見せている。またFE名古屋の中村浩陸は前日の試合でB1個人通算1000得点、笹山貴哉はB1個人通算1000アシストを達成した。

1015(日)アダストリアみとアリーナ 5103人
茨城 74-83 FE名古屋
1Q 27-20
2Q 13-15
3Q 15-20
4Q 19-28

<FE名古屋>
#22 ジェレミー・ジョーンズ 23得点(3P5/9) 6Reb
#13 中村浩陸 18得点 8AST
#21 笹山貴哉 11得点 4AST
#8 佐土原遼 10得点

< 茨城>
#1 トーマス・ケネディ 24得点(3P3/7)
#9 アンガス・ブラント 15得点 6Reb

第1Q、昨日は外からの攻めで圧倒した茨城だが、今日はブラントのペイントアタックなどで8-0のランでスタート。途中FE名古屋に1点差に迫られるも、アウトサイドとインサイド両側からの攻撃で相手のファウルトラブルもあって、茨城がリードを広げる。残り10秒で、FE名古屋の中村にスリーポイントを決められ4点差となるも、最後は茨城の中村がスリーポイントのブザービーターを決め茨城が7点差で終了。

第2Q、FE名古屋がジョーンズ、オマラのインサイドを使い得点を挙げ、茨城のファウルも誘って点差を詰めるが、茨城はケネディがインサイドとアウトサイドを使い、このクウォーターで9得点し一進一退の攻防。それでもFE名古屋がここぞで笹山のスリーポイントを沈めて点差を5に縮めて前半終了。

第3Q、FE名古屋の勢いそのままに開始早々に笹山のスリーポイントが決まって2点差に。その後は茨城がブラント、タプスコットのペイントショットで再び7点差まで広げるも、茨城のミスが続きオマラの連続得点やジョーンズの要所でのスリーポイント、ペイントショットなどで点差を詰め、最後は残り3秒でまたしてもジョーンズのスリーポイントが決まりついにこのクォーターで同点に。

4Q、どちらが流れを引き寄せるか重要なところだが、先手を取ったのは茨城。ブラントのペイントアタックから相手のファウルを誘い、フリースローを2本しっかりと決めた。それでも勢いのあるFE名古屋は、笹山のショットですぐさま同点とすると、3Qでスリーポイント3分の0だった佐土原のスリーポイントで遂に逆転。茨城も再度1点差に詰めるも、FE名古屋は相馬がスリーポイント、ツーポイント(エンドワンでさらに1点)と6連続得点で引き離す。
茨城は、4Q後半点数が伸びない状態が続き、逆にFEはジョーンズの3連続や中村と合わせて4連続スリーポイントが飛び出し、一気に試合を決めた。

結局、第4Qで6本のスリーポイントを決めたFE名古屋が茨城を逆転で振り切り開幕4連勝。対する茨城は、2試合連続で逆転負けとなり開幕4連敗となった。

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試合の流れは、昨日と同様の展開となった。1Qで茨城がリードを奪うも、2Q以降はFE名古屋の力に押されて逆転負け。昨シーズン開幕戦2連敗の雪辱を晴らしたかった茨城だが、好調FE名古屋を相手に屈した試合となった。

 

試合後コメント

川辺泰三HC(FE名古屋)
「メンバーが10人の中で2つ勝って成長を感じることが出来た。前半は昨日の疲れを感じる部分があり、出来る限り外国籍のところをローテーションでオン1の時があったり、ゾーンの時間でビッグマンを休ませたりした前半だった。ハーフタイムでは、前半トランジションからの得点がないところをディフェンスからしっかりやってからトランジションを出していった。そしてハーフコートではピックアンドロールの点数を決めていこうとした。そのあとは、茨城がインサイド陣がファウルトラブルが多かったので、ポストゲームに切り変えてアドバンテージを突き続けて、ディフェンスしにくくして後半点数が入ったと思う」

 

ジェームズ・アンドリセヴィッチSVHC(茨城)
「昨日の試合に比べてディフェンス、ボールプレッシャーが良くなっていたと思う。その効果もあって、前半はすごくFE名古屋に対して対抗することが出来た。ハーフタイムが終わって後半に入ったが、私たちのエナジーがものすごく減ってしまって、タイトに戦うことが出来なかった。FE名古屋が後半ものすごくタフにプレイしてきて、そこに対して同じレベルで戦うことが出来なかった。
次回の大阪戦に関して、勝利するために自分たちがやらないといけないバスケットは変わらない。40分間いかに全力を出して戦えるか、そして、それが始まる部分はボールプレッシャーから、ボールプレッシャーをすれば相手がシュートを外してリバウンドを取る、それを取ってからいかにトランジションに繋げるかをやらないといけない」

 

山口颯斗(茨城)
「昨日も同じだが、第1Qは良い流れで入れていて、後半集中していこうと言っていて、第3Qで5点差を詰められて同点に追いつかれ、そこから第4Q粘れずに相手を止めることが出来なかったからこの結果になってしまった」

 

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Jbasketライター

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