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【Bリーグ】今シーズン新しい形で横浜BCがFE名古屋から逆転勝利でホーム4連勝/河村勇輝、森井健太、青木HC(横浜BC)、川辺HC、佐土原遼(FE名古屋)に聞く

【Bリーグ】今シーズン新しい形で横浜BCがFE名古屋から逆転勝利でホーム4連勝/河村勇輝、森井健太、青木HC(横浜BC)、川辺HC、佐土原遼(FE名古屋)に聞く

12/20(WED) 横浜国際プール
横浜BC 71-62 FE名古屋
1Q 12-20
2Q 19-19
3Q 25-20
4Q 15-3

<横浜BC>
#5 河村勇輝 21得点 10AST 5Reb
#1 ジェロード・ユトフ 15得点
#15 デビン・オリバー 12得点 6Reb 4AST
#40 ジョシュ・スコット 8得点 10Reb

<FE名古屋>
#54 ショーン・オマラ 15得点 11Reb
#22 ジェレミー・ジョーンズ 14得点 8Reb
#11 アーロン・ヘンリー 13得点 5Reb
#13 中村浩陸 7得点3AST

佐土原、ジョーンズとペイントアタックからいいスペースを作って得点していく。横浜もアウトサイドがカギになる所をキングが早々にスリーポイントを決める。FE名古屋はアウトサイド、インサイドのバランスよくオフェンス入りリードを広げる。メンバーを変えて更にどんどんペイントから得点するFE名古屋は20-12で1Q終える。

2Qはディフェンスからしっかり入る横浜がブレイクも出して点差を縮める。厳しいディフェンスに対してFE名古屋はボールを動かしてコーナーから中村がスリーポイント決めて横浜に行きかけた流れをしっかり戻す。2桁得点差つけられた所から河村を起点にパスやドライブして追い上げる。それでもFE名古屋はオマラがシュート決めて39-31FE名古屋リードして折り返す。

後半、横浜は河村が果敢にペイントアタック、アウトサイド含む連続得点を決めて勢いをつける。流れに乗りたい横浜はユトフが個人技で打開する場面などもあり、ユトフのバイウィーク明けからの得点がチームに大きくいい影響と貢献をした。FE名古屋もディフェンスから横浜の勢いを止めて3連続得点で再び2桁得点差にするが、粘る横浜は河村、ユトフのホットラインで連続得点で追い上げる。変わって入った森井のハードなディフェンスで会場も盛り上がり、残り数秒で河村がバスカンとブザービーターアタックも決めて3点差にして59-56FE名古屋リードで最終へ、ディフェンスからの流れで横浜はチームでボールを動かしスペースを上手く使って得点し1点差にする。ユトフのアタックからの得点で遂に逆転する横浜。しっかり守ってその後もコントロールして、中々得点できないFE名古屋にしっかり対応して徐々にリードを広げていき、このクォーターは3得点のみでFE名古屋を抑え勝利。3連勝を飾った横浜はホームでの天皇杯含めて大きな4連勝として次節、佐賀戦に臨む。

 

 

 

試合後🎙

青木勇人HC(横浜BC)

J:河村選手のペイントタッチからの展開が多くなってきてますがプレースタイルについてどう話しているのか教えて下さい

「選手交代や組み合わせでメッセージは伝わってると思ってます。一人一人のキャラが立ってきているので、次はここで打たせるなど共通理解が深まっていると思ってます。今日に関して河村選手とビッグマン縦のラインでの組み立てが3ポイントが決まらない時に必要だと感じているので、そういうメッセージを込めて交代をしていました。
その意味をしっかり汲み取ってコートで強い所を見つけてプレーしていたと思います。そういう環境を整えてメッセージを送るのが1番多いと思います。コーチスタッフと共にアイデアを出してフィードバックして伝えています。」

試合について
「前半ソフトに入ってしまってここ数試合で見せていたタフさが見ることが出来なかった。そこにしっかり気づいて後半アジャスト出来た事が今日の1番の収穫かなと思います。特に当たりがこないロースコアで我慢を重ねて最後、勝ち切れたのがチームの成長に繋がったと思います。
13点差になった時に自分達でカムバック出来たのはチームの集中力が変わってきたと思います。ディフェンスで耐え抜いた事、オフェンスで苦しんだ中でアタックを続けた事がよかったです。」

 

河村勇輝 (横浜BC)

J:オフェンスで自身で考えてクリエイトする中で、ポイントガードしての役割をマインド含めてどう変えたのか教えて下さい

「ポイントガードとして他の選手を乗らせてあげたり、モチベーションも含めてコントロールするのが役割だと思ってます。オフェンスの得点だけではなくて、オフェンスを彼らにどんどんプレーをさせてあげることによって士気が上がってディフェンスにプラスに動いていったり、若い選手や新加入選手の彼らにもっともっと自信をもってプレーしてもらいたいと思っているので、それがチームとしてやるべき事だと思ってます。
20試合くらい終わって、チームとして僕が何をしないといけないのかというのが、凄く明確になってきているので、彼らを上手く活かしながらモチベーションも自信もつけさせるようなコントロールして、大事な場面や自分がシュートを打たないといけない時間帯が来たらうちに行く事が大事だと思ってます。そこのバランスが今日は良かったと思ってます。」

試合について
「前半オフェンスではターンオーバーが多かったりディフェンスもソフトな状態があって、チームとして4Q我慢していいディフェンスの強度で出来たのが良かったです。40分間通してみると良かったという内容ではなかったのでそこは修正が必要で、負けから学ぶものも多いですけど、勝たないといけない時に勝って反省出来るのはプラスに捉えてます。
ただただチームを勝つ為にやるべきをやりたいと思っていて、無理に得点を取りに行くことより、開選手のスリーポイントは僕よりもいいですし、彼も若い選手なので1本入るとガラッと変わっていくので、今は彼に託す事を試みてます。勝つ為に全て最善を尽くしていきたいですし、アシストが増えているのは継続的にやっていきたいです。」

 

森井健太 (横浜BC)

「先週の水曜日からチームとして少しずつですが我慢強く戦う事が出来ています。その中でも前半戦は結果が出なくて目標の優勝には程遠い感じだったんですけど、秋田戦の2日目からリバウンドの意識、チームとしての我慢強さなど、ビーコルが本来大切にしている所が徐々に出てきてる印象です。
今日は前半中々思ったようにバスケットが出来なかったです。このまま終わってしまう試合が前半はあったんですけど、今日は特に4Qのディフェンスで粘り強さが出て自信に繋がるようなゲームになったと思います。」

 

川辺泰三HC(FE名古屋)

J:ルーク選手も戻ってきた中でここからチームオフェンスをどう組み立てていくか教えて下さい

「本当は最初からルークがいて欲しかったですけど、今日で4試合目で対人の練習でまだ100%のスピードでやってなくて今日出ていて、トレーナーともどれくらい試合に出れるか話しながらコンディションを確認してやってます。試合勘も合わせて15分出て怪我せず行けたのはチームにとってポジティブでした。元々ルークいての編成にしてたので、ここからそこを活かしながらこの前の3試合のようにディフェンスからいいオフェンスに持っていけたらと思います」

試合について
「ゲーム入りは良かったです。3.4Qで点が取れない、どこがアドバンテージなのかお互い戦いながらやっていたんですけど攻めきれなかったり、決めきれなかったりがありました。選手は頑張った、僕の責任だと思います。
しっかりここから振り返って次の週末をどう戦えるかを考えていきたいです。正直最後難しい試合だったと思います。横浜さんがいいエナジーでカムバックしたと思います。」

 

佐土原遼(FE名古屋)

チーム12勝10敗 中地区4位/22試合20試合スターター 平均22分37秒出場 7.1得点 FG40.1% 3P30.5% 3.3Reb

J:シュート、パス、リバウンドとオールラウンダーとして新たなプレースタイルでチームに貢献してますがここからどんな意識や役割を教えて下さい

「FE名古屋はまずディフェンスのチームでもあるので、大前提としてディフェンスをハードにやる事で自分の中でも絶対な課題として取り組んでます。ディフェンスリバウンド、ルーズボール、オフェンスではシュート、パス、リバウンド、ハンドラーとなんでもできるプレーヤーになりたいと思っています。今後はハンドリングはもっと成長していかないといけなくて、3Pの確率やレイアップからダンクにも行けるので、的の絞りにくい選手になる事を目指しています。」

試合について
「同じ地区で負けられない一戦でした。日曜勝って勢いつけて臨めたと思います。前半いい流れを繋ぐ事が出来ました。前半勇輝を6点に抑えた所もチームとしても守れていました。ユトフ選手も前半は抑える事が出来ました。
プラン通りに進んでいました。
後半も勇輝、ユトフ選手がアタックしてくるのはわかっていましたが、横浜さんの方がオフェンス能力高かったです。うちはアーロン、ジョーンズ、オマラ選手が頑張ってくれていい流れを断ち切るプレーをしてくれてました。4Qの3点しか取れなかったのが敗因でした。点差離した時にもっと点差を広げる事の課題があります。チーム一丸で集中力高めてやっていきたいです。」

 

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Jbasketライター

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