3年連続ファイナルに進出し、連覇を目指す琉球に対して、快進撃を見せて初のファイナル進出し下剋上を見せた広島との激突が始まった。
「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24」
5/25(SAT) 横浜アリーナ 12,969人
Game1
琉球 74-62 広島
1Q 24-16
2Q 19-9
3Q 19-18
4Q 12-19
<琉球>
#30 今村佳太 15得点 (3P5/8)
#14 岸本隆一 14得点 (3P4/9)
#7 アレン・ダーラム 12得点 8AST
<広島>
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 15得点 8Reb
#30 山崎稜 10得点 (3P3/6)
#15 河田チリジ 10得点
広島のディフェンスを翻弄して今村のスリーポイント、岸本からクーリーに渡りインサイドから得点と琉球得意のバスケットを展開させる。一方広島は中村のスリーポイントで始まった。勢いにのる琉球に離されたくない広島に対して琉球は得点を重ねてリードする。琉球の流れの中で山崎のタフなスリーポイントを決めて喰らいつく広島、24-16琉球リードで1Q終える。琉球はチーム全員でスクリーンをかけてフリーを作り出し、シューターな決め切る琉球のスタイルを入りからゲームを通して遂行した。広島は琉球のディフェンスにどう対応していくか。
2Qに入っても琉球の勢いは変わらず、松脇の2本目のスリーポイントが飛び出して琉球が2桁得点差を作っていく。広島はファウルトラブルもあり、ビッグラインナップを組めず我慢の時間が続く。琉球はメンバーを変えて更に得点が落ちずにダブルスコアの16点差にする。広島は琉球に対して連続得点して返すが、琉球はターンオーバーさせて再び得点して完全にペースを掴み、43-25琉球リードで前半を折り返す。
後半の入りが大事な広島だが、ダーラムのスリーポイントプレーが飛び出して琉球ぺがペースを作る。広島はなんとか山崎が得点して返していく。エバンスとダーラムのマッチアップは見応え満載でエバンスがここからどうチームを組み立てるかになるが、琉球はしっかり対応する。広島はファウルートラブルもあり、その間に今村の2本のスリーポイントが出て最大24点差をつけて、62-43琉球リードで最終クォーターへ。
最終に入って、ブラックシアーのインサイトワークがよく得点して11点差にして息を吹き返し、インサイドでの攻防も熱く展開して力と力の戦いになる。そして広島はブラックシアーを起点に追い上げて8点差にする。追い上げる広島に、岸本と今村がスリーポイントを決めて勝負を決定づけた。最後は粘る広島をよせつげずGame1を勝利して、チャンピオンシップに王手をかけた。
桶谷大HC
「試合の出だしからハードにディフェンスを遂行し、オフェンスでも相手の弱点を突きながら戦うことができたと思っています。4クォーターでオフェンスが停滞しミスもあったので、明日に向けて修正して挑みたいと思います」。
今村佳太(琉球)
「チーム全員がキングスのバスケットボールを自信を持って表現できていると思います。明日も自分たちが勝利を奪い取る気持ちで臨みます。苦しい時間帯もファンの皆さまの声援を力に変えて戦うことができたので、明日も応えられるようにしていきます」。
ジャック・クーリー(琉球)
広島さんを気持ちよくプレーさせないよう、明日の試合も全力を尽くして戦っていきたいと思います。
キングスのファンの皆さまはどこで試合をしても会場に駆けつけて、ホームのような空気を作って応援してくれています。ファンの皆さまの声援のおかげで、自分たちがハードに戦うことができているので、ファンの皆さまにプレーで恩返しができるように臨みたいです」。
カイル・ミリングHC (広島)
「琉球にいいスタート切られてしまったと思う。やはりチャンピオンチームの底力を見せつけられた。全体的に押し上げられてしまった印象で、 相手のエナジーやアグレッシブさに終始押されてしまった。だが、後半はしっかりと私たちも戦い続けて、いいゲームができたと思う。明日しっかり修正して、いい戦いができればと思う」。
中村拓人 (広島)
J:琉球のディフェンスはどう感じてプレーされてましたか 「本当にフィジカルが強かったです。でもそこに弱気になってしまったら勝てないと思うので、そういう所を自分たちが強い気持ちをもっとやらないといけないと思っています」。
J:後半は広島のバスケットが出来ていて、自身も気持ちの入ったプレーを見せてくれていたしました、自身のプレーどう感じていますか
「ゲームの入りの所で、チームとして色々と噛み合わない所がありました。でもそこにフォーカスしても上手くいかないと思っていたので、まず後半でしっかりディフェンスで少しでもプレッシャーをかけていくことを意識してやりました。明日のゲームではそこを入りに持ってきて、やり切りたいと思ってます」。
「気持ちの部分も大事で、僕たちが萎縮することはないと思っているので、おもいっきりやっていきたいです。だれもがこの舞台に来れる場所ではないので、いい経験になっていますし、もっともっと楽しんでバスケットをやりたいと思います」。
山崎稜 (広島)
「岸本選手や今村選手で9本のスリーポイントを決めていますので、僕らのディフェンスのローテーションが原因で遅れてしまったり試合の中でアジャストしていかないといけないのです。明日はしっかり修正してディフェンスしていきたいと思っています。
僕自身で思っていたよりもアリーナの空間が大きく感じなかったので、緊張感はそんなになかったです。今日シュートは簡単には打たせてもらえないとわかっていました。小野寺選手や今村選手がかなりハードにディフェンスしてきていたので、スムーズにボールが回せなかったり、ボールが来なかった時間が長くあったので明日は改善してやっていきたいと思います」。
ケリー・ブラックシアー・ジュニア (広島)
「(最終的にペイントエリア内での得点は上回ったが、パーセンテージ的にはかなり苦しい数字。琉球のディフェンスなのか、それとも自分たちのフィニッシュの精度に原因があったのかを聞かれ)琉球に良い形で入られてしまった。また、インサイドやアタックなどもかなりやられてしまった部分は、私たちが修正しなければいけないことだと思う。後半は、私たちも良いリズムを作れたので、明日は出だしからいい形を作りたい」。