安齋HC「越谷はB1で戦っていくレベルになるまで全員でもっと追い込んで練習して気持ちも持っていければ伸び代だらけのチームです」
なかなか勝利に繋がらない越谷は、各個人が気持ちのところとハードワークするに当たってステップアップすること、今シーズン始まって常に安齋HCからゲキが飛んでいた。B2からB1に昇格して、B1の当たり前のフィジカル、ディフェンスの強度、フィニッシュ力、そしてプロ意識をさらに上げていかないとB1で勝つ事ができないと安齋竜三HCは言う。
そして1勝10敗で迎えた長崎戦の試合で、チームがやろうとしてることを遂行して、長崎から逆転してリードを守りきり勝利することができた。今シーズン掴んだ2勝目だ。ターンオーバーも減り約16個あったのをフィニッシュまでやりきり9個で終わらせた。相手の強度あるディフェンスに対応できた。負け数が現時点では多く、安齋HCはまだチームはスタートラインに立っていないと言っていたが、チームの状態がようやくスタートラインに立った試合となった。
11月6日 越谷市民体育館
越谷 80-67 長崎
1Q 19-19
2Q 23-19
3Q 16-9
4Q 22-20
<越谷>
#11 カイ・ソット 13得点 8Reb
#10 ティム・ソアレス 13得点 11Reb
#2 四家魁人 12得点
#ジェフ・ギブス 12得点 4AST
#0 橋本竜馬 10得点
<長崎>
#13 マーク・スミス 32得点 7Reb 4AST
#7 ジャレル・ブランドリー 12得点 7Reb
チーム最年長のギブスが越谷を引っ張って得点する。長崎のオフェンスにリバウンドをしっかり取っていきたい越谷は、ディフェンスでミスマッチをついてくる長崎に対応していくが、ギブスの2ファウルで交代から長崎が得点してリードを広げる。ここで踏ん張りたい越谷は、1Q途中から井上が入ってスリーポイントを決めて、ピークも決めて同点にして長崎に引き離されない。その後越谷はなかなかシュートが決まらなず、長崎は得点していく。ギブスが再びコートに戻り、起点となって得意のペイントに押し込んでプレーを続けて逆転する。追い上げる長崎に連続でペイント、四家のスリーポイントで一気に流れを引き寄せリードして会場の空気を一気に変えて、42-38越谷リードで前半を折り返す。
後半に入っても流れを長崎に渡さない越谷が躍動する。ギブスがペイントで体を張って得点していき、四家のドライブもあり長崎相手に2桁得点差のリードをする。3Qは長崎の得点を9点に抑えて58-47で最終へ。4Qでは橋本、ギブスがチームを引っ張り強度を落とすことなくディフェンスから攻撃していきさらにリードを広げるも、長崎のマーク・スミスを止められない。長崎が追い上げを見せて6点差までつめる。その後は橋本と四家の2ガードに喜多川が加わってリードを守り切り、久しぶりの勝利で2勝目をあげた。
また、ギブスはディフェンスの強度と遂行力がこのチームには必要で、それを身をもって示した試合となった。四家もこの試合で吹っ切れたかのようにいい動きを見せた。試合後には、「ディフェンスで、僕がエナジー出して周りに影響させることと、あともう一つはオフェンスの展開を早くすることをすごい心がけました」。と四家らしいプレーを今シーズン初めて見せてくれた。ここから楽しみになる。
試合後Jbasketインタビュー
安齋竜三HC(越谷)
J:厳しいリーグ戦が続く中で、安齋HCの想いが伝わってくる采配でした。選手起用について教えてください
「松山が昨日体調不良でメンバーから外すところからで、LJ(ピーク)にポイントガードをまたやってもらいました。やっぱり最初に出てたメンバーもそうですし、その後出てきたメンバーも、この何試合かで、もう不甲斐ないゲームばっかりだったんで、そういう意味で自分たちが奮起しなきゃいけないっていうところが多分良いふうに出た部分もあったのかなと思います。
僕も正直今日、ちょっと偏ってるとは思うんですけど、自分のやり方とか、そういう部分も変えていかないとやっぱりチームって変わっていかないのかなと思っていたので、少しそういう部分も変えていきながらだったんですけど、特に今日は(四家)魁人と(橋本)竜馬がポイントガード、後ろに2人回しましたけど、しっかり役割を果たしてくれたというか、役割以上の活躍もしてくれたので、そこはすごい大きかったなと思います」。
J:連敗からの勝利でHCの想いを教えてください
「島根戦もそうですし、今日もそうですけど勝って自信をつけていくっていうのが大事で、勝ったゲームはやろうとしていた戦術とか、気持ちの面とかそういう部分がしっかり出ている。だからといって絶対勝てるかどうかっていうのは分からないですけど、常にずっと僕に言われてることから逃げずに、そこに立ち向かっていくと今日みたいなゲームになるっていうのをしっかり全員が把握していければ、今までは本当に把握できてない、そこから逃げていこうみたいなのが、僕にも見えたりしていたので、それではプロとしてもそうですし、チームとしても上がっていかないというところが、今日はそれが変わったところはすごいチームにとってプラスだと思います。
僕もやっぱり変えないところは変えずに、本当に求めるところ、要求するところはしっかり要求し続けるべきだということが今日のゲームでもまた分かったのでお互いにとって良かったのかなと思います」。
また、安齋HCは橋本竜馬と四家魁人についても言及してくれた。ポイントガード陣がゲームをコントロール、どこが狙いどころかを把握してバスケットをすること。今日はいい流れを作れたこと。そういうのを積み上げていってほしいとコメントした。
会見の最後に、選手には練習で厳しく言ってきているが、そろそろその言うのも嫌になってきていて「もう俺に言わせないで、これで最後にしてほしい」と正直に選手に伝えたと言う。それを選手がこの試合に出してくれたともコメントした。
このチームをB1で戦い抜き、勝血上がっていくために、リーグ戦で戦いながらチームのスタンダードを変えていっているのがすごく伝わってきた。安齋HCと選手の想いが重なりあって始まったと感じる試合となった。
井上宗一郎(越谷)
-日本人ビッグマンとは-
今シーズン2勝目をあげた長崎戦Jbasketインタビュー
J:現在限られたプレータイムで自分の中でここからステップアップする上でどんなことを意識していますか
J;ここから代表合宿ありますが、日の丸🇯🇵への想いを教えてください
J:更なる活躍を待ち望んでいるファンへメッセージをお願いします