アルバルク東京のホームで開催された第23節、東地区1位の宇都宮ブレックスとの一戦は接戦の末アルバルク東京が4Qに逆転勝利
3月5日(水)第23節
国代々木第一体育館 9,291人
A東京 63-61 宇都宮
1Q 15-13
2Q 11-13
3Q 14-20
4Q 23-15
〈アルバルク東京〉
#23 レオナルド・メインデル 19得点
#22 ライアン・ロシター 18得点9Reb
#9 安藤周人 9得点
#3 テーブス海 7得点 6AST
〈宇都宮ブレックス〉
#42 アイザック・フォトゥ 12得点 6Reb
#6 比江島慎 10得点3AST
#25 D.J・ニュービル 10得点 3AST
#34 グラント・ジェレット 8得点 9Reb
前半、アルバルク東京はオールコートディフェンスでニュービル、比江島の攻撃をしっかりと抑えるなど、比江島も早々にファウルなどもあり、お互いにディフェンスで得点を許さない。A東京は、テーブスを起点にロシター、メインデルを活した得点で東地区首位のブレックスを苦しめる。インサイドでもハードなディフェンスが繰り広げられるなか、なんとか比江島は得意なステップでペイントから得点すると、すかさずテーブス海も入れ返す。お互いエースのマッチアップも白熱して前半は26-26のロースコアで折り返す。
対するブレックスも高島、鵤でディフェンスを強度にして、フォトゥ、ジェレットで着実に得点を取って行く。激しいシーソーゲームが続く中、残り9秒テーブスのタフショットで先制するも、比江島が激しいドライブでブザービートを決め、26-26同点で前半を終えた。
後半
ブレックスは遠藤の3ポイント2本などで最大10点差が開き、4Qでは高島の3ポイント、若手の注目でもある、大型ポイントガードの小川敦也の熱いダンクも魅せるなど連続で決まり、アルバルクはすかさずタイムアウトを要求。その後、終盤に入ってブレックスが流れを掴んで試合を進めるが、アルバルクは、ロシターとテーブス海の3ポイントで一気に詰め寄り、残り1分でペイントでロシターが強さを見せてフリースローを2本決めて遂に逆転。その後メインデルの3ポイントが決まり勝負を決めた。新加入のザックがリバウンドに絡み激闘の末、リードを守り切ったアルバルクが勝利し、天皇杯決勝に向けて弾みをつけた。
宇都宮ブレックスは来週の同地区2位の群馬戦に向けて気持ちを切り替えて挑むことになった。
デイニアス・マドマイティスHC(A東京)
「今日の試合は、やはりディフェンスが鍵だったと思いますし、しっかりと我々はコンスタントにプレイできたと感じています。もちろんミスはありましたけども、連続したディフェンスのミスはなかったと思います。それと、ブレックスさんの得意とする3ポイントを簡単に打たせなかったこと、ここが1つのキーポイントだと思います。ブレックスさんは本当にリーグで3ポイントのアテンプト、それと3ポイントからの得点がリーグナンバーワンですので、ここをしっかりと止めること、簡単に打たせずに決めさせなかったこと、これが1つの大きな勝因だと思います。それと我々が勝負どころで1Q、4Qですね、3ポイント。5本決めたところは非常に勝ちに繋がったと思います」。
ライアン・ロシター(A東京)
「出だしから、なかなか自分たちのリズムが掴めない複雑なゲームだったと思います。その理由として、やはりブレックスさんのディフェンスが非常にフィジカルにきた為、自分たちのオフェンスができなかったと思います。ただし、4Q全員が勝負どころにいいシュートを決めたくれたことでうまれた勝利が非常に大きな証です」。
テーブス海(A東京)
「今日は本当に40分間、どっちのチームもあまり気持ちよくプレーはできてはいないと思うんですけど、その中でも自分たちは最後の最後まで我慢しつつ、最終的には自分たちのバスケットで、僅差ではありましたが、試合を勝てて、非常に大事な一勝だったなっていう風には思います」。
ジーコ・コロネルHC代行(宇都宮)
「東京さんのスタイルをしっかり貫いた素晴らしいゲームをしたと思うので、本当におめでとうございます。自分たちは、あと強さの部分、フィジカルの部分が少し足りなかったところがありますが、ポジティブなところもあったので。ただ、その試合の終盤のクロージングのところ、おそらく10点ぐらいリードした状況で、そこをしっかり勝ち切れなかったところは、それは自分の責任だと思っています」。
小川敦也(宇都宮)
「自分たちのディフェンスが機能して、相手を63点に抑えることができたんですけど、自分たちの得点もなかなか伸びず、ロースコアの展開で最後、勝負どころでイージーな3ポイントだったり、リバウンドっていうところ、細かいところを負けてしまった敗戦だったかなっていう風に思います」。