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【Bリーグ】富樫勇樹 「グリーソンHC、雄太が加入した開幕戦での勝利は凄い嬉しかった」ベンドラメとのpodcastは「緩く好きなことを話す場でゲストも参加して収録も」Jbasketインタビュー🎥

【Bリーグ】富樫勇樹(千葉ジェッツ) 「グリーソンHC、雄太が加入した開幕戦での勝利は凄い嬉しかった」ベンドラメとのpodcastは「緩く好きなことを話す場でゲストも参加して収録も」Jbasketインタビュー🎥

富樫勇樹の偉大さは、一言では語り尽くせない。Bリーグが始まり、そして日本代表として日本バスケットボール界に貢献してきている。Bリーグでは数々の記録を樹立、日本人初のB1個人通算7,000得点を達成した(今シーズン終わって7,060得点)。
また得意の3ポイントは昨シーズン1,000本成功してB1初の記録を達成し、今シーズン終わって1,177本と最多本数を記録更新している。千葉ジェッツのエースとして、リーグや天皇杯優勝へ導く。そして日本代表選手として、東京五輪、ワールドカップでパリ五輪への出場権を掴み、パリ出場で感動の試合を魅せてくれたチームのキャプテンとして、その中心で活躍してきた。

今シーズンのスタッツでは、シーズン50試合に出場、48試合スターターを務めて、平均13.9得点、5.0アシスト、2.9リバウンド、3ポイント成功率38.8%と千葉ジェッツを牽引してきたことがよくわかる。

千葉ジェッツでのBリーグ9年目となる今シーズン。話題となったのが開幕前からNBAで6シーズンに渡って活躍してきた、日本のエース渡邊雄太が千葉Jに加入した事だ。日本代表で共に切磋琢磨してきた選手との夢の共演に日本中が注目していた。だが開幕してすぐの宇都宮戦で足首の怪我と渡邊雄太とのケミストリーはお預けとなった。
スポーツでは怪我というアクシデントが起こる。千葉は、渡邊雄太、ホグ、ムーニーといったビックラインナップが怪我に見舞われて、次々と戦線離脱してしまったのだ。なかなか揃って試合に臨むことが厳しい時期もあった。怪我をしないでプレイし続けてきた富樫も、2025年4月5日A東京戦で左足首を捻挫してしまい、続いてきた連続試合出場も止まってしまった。

Bリーグの試合に富樫がいないという期間、ファンブースターは味わったことのない寂しさを初めて感じた。それでもCSが始まる前に復帰を果たした。富樫勇樹のなかの万全の状態では臨むことは厳しいが、クォーターファイナルで三河に勝利して、セミファイナルではCS優勝を果たした宇都宮との大勝負。結果は1勝2敗となったが、富樫が出場すると1分も満たない時間で10得点と得意のスリーポイントを沈めて会場を盛り上げた。これぞ富樫勇樹だと、その存在感を満天下のもとに示してくれた。

毎年あるBリーグアワードで振り返えると、どのシーズンでも、富樫勇樹の数々の驚きのシーンが映し出させる。それほど人々の記憶にバスケットの素晴らしさと、楽しさを残してるくれる選手だ。

その富樫勇樹がBリーグアワードの前に、Jbasketインタビューでいつもの笑顔で応えてくれた。

 

Jbasketインタビュー🎥

J:今年の衣装はどうですか(お気に入りのブランドAMIRIで)

「なんて言うんですかね、こういうのがついてるのはあんまり着ないので、はい。こういうね、表彰式しか、なかなかこういうものを着ないので。うん。今回もう1つ候補があったんですけど、チームの広報の方と話して派手な方にと(笑顔)いうことで、こっちを選びました」。

J:今回のファイナルはご覧になりましたか

「見ました、はい。もう本当にバスケットの面白さが詰まった素晴らしい試合だったなと思います。うん、でも本当、その一言に尽きるかなと思います」。

 

J:新しい記録も出した今シーズン、印象に残る試合を教えてください

「今シーズンどうだろうな、、開幕戦はすごくそういう意味では覚えてるかもしれないですね。やっぱり新しい監督と、そして雄太が加入してと。
そして、ららアリーナで公式試合初という事で、結構注目度がもちろんある中で、勝たなきゃいけないという思いのままで、確か延長戦まで行ったんですけど、勝ったのはすごく覚えてますね。その後勝った嬉しさっていうのをすごく覚えてます」。

 

J:怪我から復帰してのCSアルバルク東京戦は凄かったですね

「あれはちょっと自分の中でもね、決して調子が、コンディション的に良かったわけじゃない中で、ああいうパフォーマンスが出せたことはね、少しでもチームを助けられたことは良かったなと思います」。

J:CSのA東京での会見で聞いた内容ですが実際の所、HCとの意見の対立もありながら、いつくらい、どの時期に方向性が合致してきたのでしょうか

「ぶつかる瞬間があっても、次の日というか、そのあと、もう数分後には、普通にね、接して、話していたので、お互いこのチームをどうしたいかとか、勝つために何が必要かっていうところでね、話していただけなので。
うん、そういう意味で、なんか、確かにぶつかったりした記憶はいくつかはありますけど、それには、ずっといい関係性でね、すごく信頼されてる感じも感じながらプレイしてました。うん、そういう意味では、すごくいい。これだけ怪我人が出ながら、本当に大崩れせずに行けた、なんとか良かったなとは思います」。

 

J:ベンドラメ選手と始めたpodcast「Club 93」のキッカケは、もっと踏み込んだ選手目線の話や、今回のCSやアワードの事、とても楽しく拝見しています。今後の展開はどうですか?メディアを呼ぶなどありますか

「そこは、、まだまだね。
ちょっとどういう感じでやっていこうかっていうところで、色々試行錯、試行錯誤はしてないですけども、ほんと、ただ緩く話したい、話す場が欲しいっていうだけなので、特には考えずにね。

好きなことを喋る場だと思ってるので、あんまり考えすぎずにやっていきたいなという風に思ってます。ゲストは、1度ちょっと呼んで、収録はしているんですけど。

ずっとバスケットを取材してくださってるメディアの皆さんも、確かに話っていうのは、僕らはいつも質問される側なので、質問する側としてなんか面白いかもしんないですね。笑(J:見に行きたいですね)ぜひぜひ(笑顔)」。

 

J:来シーズンへ向けて今どんな想いですか

「来シーズン、そうですね、やっぱり今シーズン無冠で終わってしまったので、なんとかタイトルを取らなきゃいけないなという気持ちもありますし。
また、各チームがすごく素晴らしいアリーナがいくつかもうできてきている中で、そういう会場でプレイできることを楽しみに、はい、頑張りたいなと思います」。

 

今年もアミリ(AMIRI)
LA発のブランドを着こなす富樫勇樹


 

来シーズンの千葉ジェッツの選手継続契約が発表され、富樫、渡邊雄太、原、西村、田代、金近、荒尾、ムーニー、ホグ、そして瀬川や菅野ブルースと、昨シーズンのメンバーがほぼ残る。このメンバーが揃って熟成されたチームプレイでグリーソンHCのバスケットを体現できれば更に強いになると思われる。

怪我人続出の緊急事態で開幕当時のスターター5人揃っての試合は10試合もいかなかったのは事実であるが、そのことによって瀬川、田代、そして2度目のディフェンダー賞を受賞した原が最大のパフォーマンスをみせてくれた。このケミストリーが来シーズンの厚みに繋がった。千葉Jの力が合わさればどれだけの試合を見せてくれるのか、富樫を中心としたリーグ屈指の人気と実力のあるチームがどんなバスケットを見せてくれるか、来シーズンが楽しみになる。

 

キャリア

#2
PG
167cm / 65kg
1993年7月30日生まれ
新潟県出身

モントロス・クリスチャン高校
2012-14 秋田ノーザンハピネッツ
2014-15 テキサス・レジェンズ(NBA Dリーグ)
2015- 千葉ジェッツ

・2018-19 シーズンMVP
・2016-23 シーズンベスト5 8回受賞
・Bリーグオールスター 9回
・アシスト王 2回
・EASL(東アジアスーパーリーグ)
チャンピオン2024、ベスト5、ファイナルMVP
・天皇杯 5回優勝、MVP 3回
・その他多数表彰

日本代表🇯🇵
2014 アジア競技大会
2019 ワールドカップ予選
2020 東京五輪
2022 FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選 Window2
2022 FIBAアジアカップ2022
2022 FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選 Window4
2023 FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選 Window6
2023 FIBAワールドカップ2023
2024 パリ五輪

 

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