9月13日(SAT)
TOYOTA ARENA TOKYO
A東京 95-108 Gリーグユナイテッド
1Q 15-17
2Q 22-32
3Q 21-19
4Q 29-19
OT 8-21
<Gリーグユナイテッド>
#5 シャックルフォード 29得点(3P7/12)
#2 ランドル 20得点 5アシスト
#44 ハント 20得点 6リバウンド 7アシスト
#32 シャープ 13得点 11リバウンド
<A東京>
#9 安藤周人 28得点(3P7/11)
#17 マーカス•フォスター 18得点 6アシスト
#11 ザック•バランスキー 11得点8リバウンド
#2 大倉颯太 10得点
アルバルク東京は「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」でNBA Gリーグ・ユナイテッドと戦い、95-108で延長戦の激闘の末に敗れた。
前半はアウトサイドシュートやブレイクに苦しみ、37-49とGリーグユナイテッドが試合の流れを掴んで、A東京はインサイドのビッグマンがいない中で12点のビハインドを背負う展開となった。この試合で、インサイドの要の3選手ブランドン・デイヴィス、セバスチャン・サイズ、ライアン・ロシターが欠場の中で、平岩は責任を果たそうと自分のプレーをしっかりと見せてハッスルした。
後半に入っても差をなかなか縮めきれなかったが、最終クォーターに入るとディフェンスを強化しリズムを掴み、スモールラインナップで、日本人だけでもポジションを変えて何とか喰らいつく。大倉颯太がしっかりコントロールして、3ポイントも決めて、さらに安藤周人が圧巻の7本の3ポイントを沈めこの試合で28得点を決め切って、流れを呼び込み延長戦へ突入した。
マーカス・フォスターも18得点6アシストと攻撃を牽引し、ザック・バランスキーも11得点8リバウンドで攻守に貢献するなど、チームは粘り強さを発揮した。
しかし延長戦では相手に21点を奪われ、シャックルフォードが29得点、さらにハントやランドルも得点を重ねるなどユナイテッドが爆発力を見せつけた。
A東京は3P成功率43%と持ち味を示した一方で、小さいサイズでよくハッスルしていたが、リバウンドやルーズボールでGリーグユナイテッドが上回った。敗戦の中にも、安藤やバランスキーの存在感、新戦力の手応えなど収穫が多く、シーズン開幕へ向けて課題と強化ポイントも見えて実りある一戦となった。
試合後コメント
ジョセフ•ブレアHC(Gリーグユナイテッド)
ジョセフ・ブレアは2019年にウィザーズのアシスタントコーチに就任し、同年入団した八村塁をルーキー時代から指導した。リバウンドやディフェンス、フィジカル強化をサポートし、時には臨時HCとして八村の起用にも関わった、キャリア初期を支えた存在。
「本当にタフな試合になったと思います。昨日の試合、今日の試合をトータルで体験してみて、凄い日本リーグの特徴が出ていたんじゃないかなと思います。本当に戦うリーグだなと思いました。 この Bリーグ自体が本当に強度を高めてきていて、世界から必ず注目されるレベルのリーグになっている。そう確信を持つような2試合でした。今日の試合に関して言うと、4Qなかなか我々も仕上がりが良くなくて、フリースローも12本外していると思います。それに対して、東京は43%を超える確率で3ポイントを決めてきて、そこの効率の高さといったところにも、かなり苦しめられたかなと思います。
本当に試練となるような一戦だったと思います。東京は本当によくボールを動かしコーチも言ってましたけれども、高確率で3ポイントを決めてきたので、かなりビッグショットもありました。そういったところに、本当に苦しまされたなというような一戦になったと思います。ただ、その中でも、我々はチームメイトと一緒に声をかけ合ってめげることなく、東京がいくらランを立て続けに続けてこようと、我々もカムバックできたので、そこは本当にチームのことを誇りに思いますし、凄くいいチームとしてレベルアップになったんじゃないかなという風に思います。東京で素晴らしい体験ができました。
アドマイティスHC(A東京)
「プレシーズンゲームでこのような形でゲームができたことがチームにとって良かったと思います。
対戦相手が身長も高いですし、当たりの強いアグレッシブな個人の選手のチームの集まりでしたので、全体的にシャープな選手が非常に多かったと感じております。それと同時にディフェンスも色々な形でカバレージを変えてきましたので、プレシーズンでこの体験ができたことは、今後の試合にも役立てるかなと感じております。
現在我々のチームとしましては、ちょっと苦しい状況でいて、先週も怪我とかがあり、中々できてないんですけれども、対戦相手というよりも、自分たちのゲームを今日は心掛けてしようという形で臨みましたので、負けてしまいましたけれども、内容的には今後の自分たちにとって、プラスの材料が増えたゲームだと感じております。」
安藤周人(A東京)
「まずは、色々トラブルがあった中で滅多に出来ない経験をさせてもらえたことに感謝したいと思います。日本人だけでもここまで出来るというのを証明できた試合だったと思います。
シーズンこういうことは、勿論あると思うんで、今日は自分やチームを含め、結果としては勝てなかったですけど、得られたものは沢山あったと思うので、これをしっかりとシーズンに向けてもう1段階レベルアップできるように頑張っていきたいなと思います。」
photo:小玉慶二郎