今年高校No. 1を決める男子決勝のカードは夏のインターハイと同じカード福岡第一vs開志国際になった。注目選手が多い両チーム。会場は販売すぐに完売する盛況となった。
2022.12.29(木)最終日
東京体育館
福岡第一 71-88 開志国際
1Q 27-22
2Q 9-25
3Q 12-17
4Q 23-24
<開志国際>
#7 介川アンソニー翔 30得点 8Reb 4AST 2STL 2BS
#5 武藤俊太郎 20得点 11Reb
#15 バシール ファイサル モハメッド 16得点 22Reb
#13 平良宗龍 14得点(3P4/9)
<福岡第一>
#8 轟琉維 21得点 11AST 4STL
#28 城戸賢心 14得点
#37 平岡倖汰 14得点
ゲーム入りから轟のドライブから得点で積極的に狙い、モハメッドもインサイドから得点して入る両チーム。少し固さも見られる両チームだが、インサイドから連続で高さを活かしたオフェンスを見せる開志国際が勢いつけて得点して、アウトサイドではスペースがあればスリーポイントと決め11-2と開志国際が流れを掴み狙い通りの素晴らしい入りをする。福岡第一は小田、平岡がようやくスリーポイント決める。
城戸と武藤の戦いがこのゲームでも重要で見応え満載だ。その武藤がチームを引っ張り、また崎濱がブレイクで流れを変える。ハーフコートオフェンスも崎濱がドライブからニャンにアシストして逆転すると、介川とモハメッドの高さあるインサイドでの得意のオフェンスを見せ逆転していく。エースの轟が落ち着いて得点して、崎濱がブレイクで走ってと点の取り合いで27-22で1Q終える。
開始国際の平良が炸裂する。連続でスリーポイント決めて、さらに澤田が決めて入り逆転して一気に流れを呼び込んだ。そして平良が4本目のスリーポイントで完全に流れを変えて福岡第一を引き離し2桁得点差にする。平良のショットが会場をどよめかせる。ここで轟がスリーポイント決めてチームを引っ張るが、介川の連続ドライブから得点と、リバウンドをタップしてでも取りたい福岡第一は我慢の時間が続く。得点差を14になり、こんな展開が中々ない福岡第一はディフェンスから立て直し47-36で折り返す。
武藤のスリーポイントから後半入り、勢いそのまま後半に入る開志国際。福岡第一はシュートを打っていくが、少し慌てているところがある中でやはり轟がしっかり決める。リバウンドを倍近く支配している開志国際の点差は14点と変わらず落ち着いてプレーしてゲームを進めていく。開志国際は守るというより攻めまくる意識がプレーに出ている。
そして最終クォーターで追い上げたい福岡第一は轟、小田と得点していき一気に福岡第一らしいバスケットを見せて11点差にする。オールコートでプレスして仕掛けて、轟のスリーポイントで遂に8点差にしてボルテージはマックスに上がる。ここから、インターハイでの悔しさをずっと忘れていない開志国際のエース、介川、武藤が返していく。ハーフコートで作っていきたい福岡第一はシュートを決めて追い上げたが中々決まらず、一方開志国際は武藤がアウトサイドから大事なシュートを決め切り、介川も決めて福岡第一を引き離し最大23点差までリードを広げる展開となる。勝負強さを最後まで見せて88-71で開志国際が夏の王者福岡第一を破り、新潟初のウインターカップ 優勝に輝いた。
富樫コーチ(開志国際)
J:今日の入り凄く走ったらそのまま行くかと予測はありましたか
「はい! 出だしがあの貯金が大きかったですね。でも第一さんから3Pでくるのは嫌な感じでしたけど我慢してまた行けた事が大きかったし良かったです」
J:追い上げられていた時の選手たちは落ち着いてましたね
「はい。3P決められてたのでそこ止めろと言ってるだろうと指示は出しました。メインコートは3日目ですが慣れてきたのもありました。ただ入場から時間が長かったですね」
J:昨日に井手口先生の第一をやっつけるとおっしゃってましたが笑
「いやー彼には本当にありがとうです。 友達なんですけど、それはそれ、1勝1敗で終わったから良しでしょう!!」
介川アンソニー翔 (開志国際)
J まず笛がなった時の気持ちと、強度の高いディフェンスに対して決め切ったプレイに対して教えてください
「今までの苦労が結果で出て皆んな頑張ってくれて良かったです。 僕も良い試合だったとは言えないんですけど前半のミスしたところを後半チームで取り返して良かった。ファウルも取られなくて、後半けっこう取ってもらえたので我慢した結果だと思います。」
武藤俊太郎 (開志国際)
J:まず笛がなった時の気持ちと、強度の高いディフェンスに対して決め切ったプレイに対して教えてください
「リベンジが出来て勝てて嬉しかったのが率直な気持ちでした。 今日のプレイは完璧だったとは言えないですけどチームが苦しい時にスリーポイントだったりジャンプシュートで繋げはれたで良かったです。」
井手口コーチ(福岡第一)
J:今回ビックマンへの対策はされていると思うのですが、気持ちの所だったり、もう少し時間があれば対処できたのか等あれば教えてください
「予想外に武藤君、アンソニー君のレベルがかなり上がっていたと思う。DF、OFリバウンドにしても良く頑張り、平岡も頑張ったんですが、彼らの方が上だったのかと思います。せった所のポジションのオフェンス力だとか少し足りなかったかと思います。
ガードの轟を頼りにして中心にバスケットを作って来たんですけど、ここ3試合は苦しい試合になってきたのか、私も的確なアドバイスをしてあければ良かったんでしょうけど彼に負担をかけすぎてしまった反省をしてますが。春先から今日の最終日まで子供達102人いますが良くまとまってしっかり頑張ってくれたと思います。」