FIBA U19ワールドカップ2023 ハンガリー大会が終了した。6/24-7/2の9日間で行われて、日本は男子U19史上初のベスト8入りを果たして歴史を塗り替えて新しい世代が魅せてくれた。
日本チームは多彩なメンバーが招集された。海外組のNBAグローバルアカデミーからジェイコブス晶と川島悠翔、スペインリーグからは岡田大河(ZentroBasketMadrid) アメリカからロロ・ルドルフ。高校からBリーグへ進んだ湧川颯斗(滋賀)、内藤耀悠(レバンガ北海道U18)。ウインターカップや関東大学バスケを盛り上げている、小澤飛悠キャプテン、武藤俊太朗、坂本康成。高校からは、小川瑛次郎(羽黒)、渡辺伶音(福岡大学附属大濠2年)が招集され、ジェイコブス晶は、ワールドカップ目前の日本代表のA代表合宿に招集もかかり合流する。
毎試合ごとにインテンシティ高く、シュートタッチも良くなるチームが出来上がっていく日本はハンガリーに勝利し、ベスト8でアメリカ相手に前半は互角に奮闘しセルビア、カナダ、世界の強豪国のと対戦が出来きた。最後までチャレンジして戦えたこの経験を糧にこれからが楽しみな世代だ。帰国後早々に、羽田で囲み会見が行われ、マルチネスHC、小澤飛悠キャプテン、ジェイコブス晶が応えてくれた。
アレハンドロ・マルチネスHC
「大会ベスト8で終われた事は喜ばしい事だと思います。チームスタッフ選手一同それを成し遂げた事を喜んでいます。また今回戦っていく中で、今回の結果が日本でバスケットを携わる方々へ良いエネルギーになればいいと思ってます。
今回は組み合わせにも恵まれました。我々としてはグループリーグで1勝をして必ず3位以上で突破する事、決勝トーナメントで隣グループの2位と戦うので必ずいいゲームをするだったので、今回はハンガリーが上がってきました。決勝トーナメントで3試合かなり厳しく難しい試合でしたが、アメリカにも40分間のうち20分間は戦える。残り20分で堪えきれない所が出てきて、そういうところでタフな3ゲームになりました」
J:予選と決勝トーナメントでのスターターにした理由や変化について教えてください
「スペインの親善試合からスタートして、湧川、岡田、川島、ジェイコブス、小澤で試合をやっていくうちにもう少しアウトサイドのシュートをしっかり打てる選手を入れようという事で武藤と湧川を変えて、武藤はチームの中でもスリーポイントがかなり決め切るので変えました。」
ジェイコブスについて
「1つはしっかり休んでもらいたい。彼は間違いなくフル代表でも競い合っていけるレベルの選手だとおもっています。ワールドカップでのパフォーマンスを見てシニアレベルでやれるのを確信しています」
小澤飛悠キャプテン
(SF/188cm/日本体育大学1年)
「ベスト8決めた時は最高のチームで日本の歴史を塗り替えられて凄く嬉しいです。U16日本代表から始まってU17U18U19と同じメンバーでやる事ががあって仲の良さでは負けないですね。大会始まる前から自分達はシュート力と言っていましたが、そこが光った大会だと思う思いました。アジアでは韓国、中国のコーチからはベスト8についておめでとうと言ってもらいました。
これからの目標は、ベスト8は嬉しかったですが、アメリカ、カナダ、世界は自分達と格が違かったのでもう一回一から考え直してもっと上手くなって帰ってきたいと思います」
J:今回シュートで大変だった事や相手のDFに対してどう対応してどう感じましたか
「手の長が日本の比じゃなかったので、クローズアウトが長くて打てるという場面でも、自分の顔の前に直ぐ手が出てきたり、フリーだとしても直ぐにDFが寄ってきて、フリーで打つ場面はほぼ無かったので、それも自チームに帰った時にただシューティングするんじゃなくて、必ずDFをつけたりなど考えないといけないと思いました。
J:U16から代表でプレーしてU19ワールドカップ出て自身のプレーを振り返るとどう感じてますか
「自分的にはU18アジアでは、自分の役割を徹底出来て自分が納得できるプレーを出来たとおもってますが、世界でのワールドカップになると自分のプレーはほぼ出来なくて、みんなに助けてもらってばかりで世界ではまだ通用しないと感じてます。もっと2倍3倍上手くなって代表帰ってきて活躍したいとおもってます。」
ジェイコブスについて
「晶がボールもつとDFが凄く寄っていくのが凄いと思いました。それでも20得点とか普通に取ってくれて、自分的には助かって、悠翔もそうですけど、当たりが激しい中で2得点必ず取ってくれる事、空いたらスリーポイントを決め切る事、自分達とは違うと感じました。改めて凄さを感じました。
ミーティングの時でも意見を出してくれて、自分達の知らない世界を知っているからこそで助かりますし、プレー面では本当によく嬉しかったです。自分達の流れじゃない時に、晶と悠翔は点を取るから、ヘッドダウンしないでチームで頑張ろうと言ってくれてたので、自分達も頑張らないと考えました。」
ジェイコブス晶
(SG/203cm/NBAグローバルアカデミー)
「日本代表の歴史を作る事が出来たのは凄く嬉しいです。その後から試合を負けてしまったのが凄く悔しい、みんなも凄く頑張って、世界の強い相手と全力で戦えたと思うので凄く良かったと思います。
プレーでは色んな所から得点して、3ポイントも入って、ドライブからなどほとんど出来て見せれたのでよかったです。世界相手に活躍出来た事は今からD1でプレーするのでそういう相手に出来て自分達には自信になるしハワイのコーチも見ていたので出れるチャンスがあるかなと思います。次のA代表は楽しみです。ここからもっとチャレンジして学んでいきたいです。U19でやってきた得点を取るのか1番ですけど、一緒にプレーして上手くなりたいと思ってます」
J:アメリカからワールドカップでのプレーで高さやフィジカルについて感じている事を教えて下さい
「アメリカだけじゃなく、世界は平均身長も大きく僕よりも大きい選手もいて、フィジカルはレベルが違うという事が凄くわかったので、僕はまだ力が足りてないので、大学では、とそういう面もやるのでとにかく身体を強くして、いつもウィングやってますが、センター陣とやった時にもミスマッチにならないように、それが1番頑張らないといけないて思ってるので集中して頑張りたいと思います」
7-8位決定戦
5-8位順位決定戦
ベスト4掛けたアメリカ戦
ハンガリーに勝利して史上初のベスト8決定
ジェイコブス晶 (SG /203cm /NBAグローバルアカデミー)
湧川颯斗 (PG /194cm /滋賀レイクス)
岡田大河 (PG /174cm /Zentro Basket Madrid)
小澤飛悠 (SF /188cm /日本体育大学1年)
八重樫ショーン龍 (SG /185cm /白鷗大学1年)
坂本康成 (SG / 194cm /筑波大学1年)
武藤俊太朗 (SF /190cm /明治大学1年)
川島悠翔 (PF /200cm /NBAグローバルアカデミー)
小川瑛次郎 (SG /187cm /羽黒高校3年)
ロロ・ルドルフ (PG・SG /188cm /St.Augustine High School / Dream Vision)
内藤耀悠 (SF /190cm /レバンガ北海道U18)
渡辺伶音 (PF /204cm /福岡大学附属大濠高校2年)
平均:191.4cm、18.0歳