新生・三遠ネオフェニックス
大野篤史新HCと久しぶりの対談となった。
大野篤史HCは、Bリーグ始まって、千葉ジェッツを常勝チームに作り上げてきた。6 年間で船橋アリーナに 7つのチャンピオンフラッグを掲げた名将。
千葉ジェッツで最後の試合は船橋アリーナだった時の会見も、いまだ思い出される。
シーズン中の会見はゲームの事のみで、それも端的にコメント出す事で有名な大野篤史HCだが、今回のインタビューは、普段なかなか聞く事が出来なかったこと、今回の千葉から、三遠ネオフェニックスのHCになるまでの経緯や、いつも大事にし、軸としているバスケット感を聞く事ができた。
「どんなバスケットを作るのか」「なぜカルチャーが必要なのか」チーム作りや、千葉ジェッツでの6年間、ブースターさんへの気持ちなど、盛りだくさんの質問に答えてくれた。
その一部となる、大野篤史HCの珍しいロングインタビューです、YouTube「J basket 公式ch」にて、“大野篤史の流儀” ご覧ください。
先ずは、カルチャー、そして流儀とは、対談の中で度々出てくる言葉が心に響いてくる。チーム作り、どんなバスケットを作るのか、何故それが必要なのか、走る、トランジションと、ヨーロッパのバスケの話なども必見。決断と挑戦、日本のバスケットの未来のこと、そして大野篤史HCの幸せなど、一冊の、書籍になる内容。
千葉での6年間の話しでは、大野篤史HCが、ブースターさん達、地域の方々、スポンサーさんが、大事と日頃から、常に言葉にしていた価値観も聞けた。
千葉を辞める時の最後のコメントでも「僕にとってジェッツのブースターさんは永遠の宝物です。千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちと共にハッピーになる。6 年間皆さんをハッピーにできたかな? 私は皆さんと過ごしたこの時間がとてもハッピーでした。」
など、今回もブースターさんの話をする時の表情は、シーズンでは、中々みることは出来ない優しい笑顔も印象的だ。
そんな大野篤史HCが大事にしている事“流儀”、伝えていきたい事、ギブアップする選択肢はないと言う。だからカルチャーが必要だと、語る。
落ち着いた雰囲気と話しの中の言葉の端々から、更にパワーアップし、ファンが喜ぶバスケットを魅せてくれる事が伝わってきた。
新生・三遠ネオフェニックスでは、先日は、高橋快成 (中京大1年)を三遠ネオフェニックスが特別指定選手として新加入を発表するなど、開幕戦前から話題も豊富。
今シーズン、三遠ネオフェニックスを注目していきたい。
1977年8月12日生
石川県出身 45歳 197cm SG/SF
愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位
U18男爵日本代表に選出されアジアJr選手権に出場
日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。ユニバ日本代表としても活躍。
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。
パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。
引退後にAC(アシスタントコーチ)に就任。
2012-13には、HC代行も務める。
広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。
千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。
三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任