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シーズン終了に伴い日本のバスケを盛り上げてきた2人のメッセージ 日本代表CAP篠山竜青選手(川崎)、天皇杯3連覇した大野篤史千葉ジェッツHC

シーズン終了に伴い日本のバスケを盛り上げてきた2人のメッセージ 日本代表CAP篠山竜青選手(川崎)、天皇杯3連覇した大野篤史千葉ジェッツHCメッセージを聞けた。

篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)

今シーズンの終了が発表されました。
いつもチームを支えてくれるパートナーの皆さん、スポンサーの皆さん、そしてファミリーの皆さん。
沢山の応援ありがとうございました。
コロナウィルスが世界的に流行してしまい、日々状況が目まぐるしく変化していく中で、リーグ、クラブ、選手会がしっかりコミュニケーションをとりながら最善の方法を常に模索し、足掻き、バスケットボールで日本を元気にしようと、本気でアクションを起こし続けて来れたことに、選手として有難い経験だったと思います。
このような困難で難しいシチュエーションになったからこそ、改めてこのリーグ、クラブが信頼できる組織だと再確認することができましたし、選手会の価値を知ることができました。そして何より、スケジュールがどうなるかわからない中でも、チーム一丸で、ハードに準備をし続けたこのチームを誇りに思います。
シーズンが途中で終わってしまうことは不本意ですが、この難しい困難を、一丸となって乗り越えていきましょう。
日本一丸!!一家団結!!

<篠山竜青選手経歴>
北陸高校、日本大学に進学。3年生には2011年ユニバーシアード日本代表に選出される。4年次にはチームキャプテンを務めた。
日大卒業後は2011年より東芝ブレイブサンダース入団。2014シーズンより東芝ブレイブサンダース神奈川(現 川崎ブレイブサンダース)のチームキャプテンを務める。
2017年「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区予選」日本代表に選出されてPGとして日本代表を引っ張った。全試合に出場した。そして日本代表キャプテンを務める。日本代表で活躍は下記の通り。
2016年 第38回ウィリアムジョーンズカップ
2016年 FIBAアジアチャレンジ
2017年 FIBA男子アジアカップ
2017年-2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップアジア予選
2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ

 


大野篤史HC(千葉ジェッツ

まずはじめに、今シーズンここまでサポートしてくださったパートナーの皆さま、多くの声援を送って頂いたブースターの皆さま、ありがとうございました。新型コロナウイルスの影響で、シーズンは突然の幕切れとなってしまいましたが、序盤戦で苦しみながらもここまで戦ってくることが出来たのは皆さまの支えと声援があったからこそと、心から感謝しています。
今回の最終決定に至るまでの中断期間も、選手達はリーグ優勝という大きな目標に向かってモチベーションを切らさず、不安が拭い切れない中でも本当にひたむきに練習に励んでくれていました。その努力の成果を、皆さまの前でお見せできなくなってしまったことは残念ですし、目指してきた目標に最後までチャレンジすることが叶わなくなり、選手達もとても悔しい思いをしています。
試合を心待ちにしてくださっていた皆さんも、きっとやり場のない気持ちは同じだと思いますので、ぜひ来シーズンはこれまで以上に熱い声援を選手達に送って頂ければ幸いです。チームも、その声に応えるべく最高の準備をしていきます。
最後に、日本国内だけでなく世界中を震撼させているこの新型コロナウイルスの猛威が一日も早く終息すること、また、皆さまが安全で健康な日々を送れることを祈っています。重ね重ねになりますが、今シーズンは本当にありがとうございました。またお会いできる日を、楽しみにしています。

 

<大野篤史HC経歴>
石川県出身。中学時代は全中で優勝を成し遂げる。愛工大名電高校に進学する。
1年時はインターハイ3位、2年時は国体準優勝、ウィンターカップでは高校3年時の4位で終わる。3年時にU-18日本代表としてアジアジュニア選手権出場する。
大学は日体大ヘ進学。1年生から出場してインカレおよび関東大学リーグ4連覇をエースとして大活躍して偉業を成し遂げる。インカレでは、MVP1回、得点王2回、3ポイント王1回、アシスト王1回受賞。大学2年時にユニバで日本代表に選ばれシチリア大会に出場。
2000年三菱電機メルコドルフィンズに入団。JBLプレスーパーリーグとなったこのシーズンにおいてJBL初代新人王を獲得、JBLスーパーリーグ 2006-07にはチーム初のファイナル進出してチーム貢献する。
2001年から日本代表メンバーに選ばれ、アジア選手権、2002年アジア競技大会、2006年アジア競技大会などに出場。
2007年JBLパナソニックトライアンズへ移籍する。2010-11シーズン途中に現役引退する。
2014年佐古賢一HCの下、NBL広島ドラゴンフライズのアシスタントコーチに就任。
2016年千葉ジェッツヘッドコーチに就任して天皇杯を3連覇する。

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編集長J

編集長Jライター

Basketball Journalist / Podcaster
Bリーグ、NBAの情報を配信。ミスターバスケットボール 佐古賢一氏と20代前半に出会いバスケに感銘を受けて20年以上自身もバスケをしている。

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