開幕から6勝1敗と西地区2位でいいスタートを切った島根。対して渋谷は4勝3敗で中地区2位という開幕をしてGame2は、渋谷のインテンシティ高いディフェンスと最後までリバウンドで意地を見せてオフェンス力高い島根に粘り、勝ち切った。
10/23(日)青山学院記念館
SR渋谷 102-95 島根
1Q 27-23
2Q 15-26
3Q 28-20
4Q 19-20
OT 13-6
<SR渋谷>
#5 ケビンジョーンズ 29得点 12リバウンド
#14 ジェームズマイケルマカドゥ 25得点 11リバウンド 7アシスト
#27 石井講祐 14得点 5アシスト
<島根>
#2 ペリンビュフォード 32得点 9リバウンド 6アシスト
#3 安藤誓哉 26得点
#4 ニックケイ 13得点 7リバウンド
ベンドラメと安藤のPGマッチアップは熱く見応えあって、渋谷は特にこの試合は落としたくない、試合前のミーティングでも伊佐HCがかなり選手達に伝えていたという。その渋谷はジョーンズのインサイドでリバウンドから得点して入る。
島根は、ビュフォードからトラビスへハイローでしっかり得点していき、中々決まらなかったスリーポイントを石井が決めていく。島根はスペース取って空けば安藤がドライブインして決める。
マカドゥのバスカン、ニック・ケイのスリーポイントと両外国籍選手の力強いプレーで得点していき、ハイペースで得点して進み1Q27-23渋谷がリードする。
2Q直ぐにニック・ケイがスリー、安藤がシュートを決めて渋谷に流れを渡さず逆転と、この日はビュフォードと安藤のシュート決定率が高く渋谷のディフェンスも決められてしまう。試合後に伊佐HCが、ビュフォード以外の選手をどれだけ止められるか、そしてビュフォードのドライブを抑えていくかが重要だったとあったように、終始ディフェンスにエナジーを最後まで注いでいた。
その渋谷のオフェンスは、ボールを展開してオープン作って関野のスリーポイントで速い展開が続く。また島根のディフェンスが渋谷のリズムを崩していき、渋谷は中々ボールムーブが上手くいかず、島根は得点を重ねていき渋谷を引き離す。
それでも渋谷は粘り津屋のアシストと得点、ジョーンズがペイントにダイブして得点して繋げて追いつく。ここから島根のオフェンスは怒涛に攻めて安藤のスリーポイント、ビュフォードのジャンパーで点差を広げて49-42島根リードで折り返す。
後半入りは島根トラビス、ニカのインサイドでの得点から入る。2ケタ得点差つくが、ジョーンズのスリーポイント、マカドゥのインサイドで繋いでいく。それでも島根はボールを展開良く安藤の前がスペースが空きスリーポイントを沈める。
渋谷は追いつきそうで追いつかない我慢の時間帯になる。島根はチームに流れを引き寄せるのが力強い。またしても渋谷は盛り返し終盤捉えて同点に、小島のブレイクで遂に逆転する。拮抗して70-69渋谷リードして最終クォーターへ。
インサイドからニカが得点して入る島根。井上のハイローのアシストも出て流れをつくっていく渋谷。
最終クォーターは1点差の攻防が続く。ビュフォードからの得点で仕掛けていく。西野のターンオーバーから安藤はしっかりスリーポイント入れて、拮抗状態から島根が抜け出す。リバウンドからブレイクで安藤からビュフォードへと得点して点差を更に広げる。
渋谷の粘りが再び終盤で、石井のドライブからの得点と石井のスティールからマカドゥへ得点と2点差にしてカムバックする。試合の締めくくりはどちらになるかファンは盛り上がる。
島根のオフェンスはやはりビュフォードが得点、渋谷も終始リバウンドでハッスルするマカドゥが繋げて連続得点する。1分切って同点のあと残り時間お互い得点しきれず、オーバータイムへ。
オーバータイムではマカドゥのリバウンドから得点、ジョーンズと連続得点で入る渋谷。スティールからビュフォードのブレイクでバスカン3点プレーで、両外国籍選手が打開していく。
渋谷リードでオーバータイムが進む。島根が何度も打っていくが中々決まらず、渋谷はフリースローを決めてリード、オーバータイムで逆転して渋谷は島根を破って大きな1勝をあけた。島根にリードを取られていたが前半から延長の最後に勝ち切る渋谷の勝利対する思いとハードワークとチームワークが僅かに島根を上回った。
伊佐HC(SR渋谷)
Jbasket:勝敗は拮抗してますがチーム力の強度が上がってると思い、理想はどれくらいまで持っていこうとしてますか?
「今それを言って貰えて嬉しいですね。自分の中では強度レベルは上げていきたい。ショーディフェンスの種類でインテンシティが落ちてしまうのもあるですが、それは今練習中です。タイムシェアが僕の場合は悪い方向に行く時がある。頑張らなくても出れるとか、そういのがあるので選手から交代してくれって位、数分でもいいので出てる選手がインテンシティ高くやっていきたい。
どのチームもレベルが上がってるので簡単な試合はないんです。開幕から数試合どことでも戦える事が確認できました。去年出来なかった勝ち切る力を身につけて優勝に近づけていきたい。」
石井講祐(SR渋谷)
Jbasket : 今シーズン個人スキルの向上を特に感じるんですが?
「シュートは打てていたんですけど、ボールのタッチの回数を見直して自分がアグレッシブに行けてたので、今日ももっと攻めようと思っていたけど、3Qまでは自分に回ってくる前にOFが終わってしまって4Qは自分がどれだけ最初にポールを貰えるかコールをレオと話してやってもらい、効果的に効いたのでそれを押し続けていきました。
自分的には今年は点を取りにいったり、アグレッシブな所に拘ってやると決めているので勝利の流れを持ってこれる様に繋がりました。オフ、普段のワークアウトして自分自身の引き出しが出てきていると思います。パスミスや勝負所の精度を上げていきたい。
最年長でどうしてもバランスとか声かけなどが多くなりがちなけど、敢えて個人の欲望、欲求をもっと出していきたい、またまだ上手くなりたいので2ケタ得点や、3P王などギラギラした所も出していきたい。」
ポール・ヘナレHC(島根)
Jbasket:このような試合をどう締める事がより良くなるのかを教えて下さい
「より良く締め括る事は出来たはず。今日は4Qでゲームを締めるチャンスはあったが、それが出来ず敗因になった。長いシーズンで延長だったりアウェイで2日目のゲームなど考慮して向上させていきたい。
開幕からいい入りが出来てない。勝てるはずの試合を落としてしまってるのでいいスタートを切れてはいない。」
安藤誓哉(島根)
Jbasket:どのチームも速い展開の中で今、ゲームメイクで今気をつけている事教えて下さい
「PGは僕なので、ここっていう時のPG、みんなが想像するシュート、パスだったりを逃したくないと思っていて、今日はそいう事でいうと悔しいですね、、負けたのも悔しいんですけど、2分半で6点差を絶対負けてはいけないのでそこが悔しいんです。みんなをコントールするのは無理ですけど “キャプテンは、誓哉” は、いつも前を向いていて辛い時でもブレずにやっているなというのが皆んなに伝わればと意識してそれが最後に勝ち切るとか一つになるピースなので “姿勢、オーラ” とか自分の中で出していきたい。上を向いて、適当ではなくポジティブにやっていきたいです。」