世界5大陸チャンピオンのクラブチームによる国際大会インターコンチネンタルカップ2025。
グループA
•宇都宮ブレックス(日本/アジア代表)
•アル・アハリSC(リビア/アフリカ代表)
•ウニカハ・マラガ(スペイン/ヨーロッパ代表)
グループB
•Gリーグ・ユナイテッド(アメリカ/北中米代表)
•フラメンゴ(ブラジル/南米代表)
•イラワラ・ホークス(オーストラリア/オセアニア代表)
宇都宮ブレックス、世界の壁に挑んだ2戦と修正点
アジア王者として挑んだ宇都宮ブレックスの世界挑戦。ヨーロッパ・アフリカの強豪に苦杯を喫したが、収穫と課題を胸に最後の5位決定戦へ。未来へつながる一歩を刻む戦いが待っている。
宇都宮🇯🇵 68-97 🇪🇸ウニカハ(スペイン)
1Q 20-23
2Q 13-18
3Q 20-35
4Q 15-21
<宇都宮>
D.J・ニュービル 21得点 8リバウンド 8アシスト
グラント・ジェレット 16得点
比江島慎 12得点
大会初戦で宇都宮ブレックスはスペイン王者ウニカハと対戦した。序盤は比江島慎のドライブやニュービルの得点力で互角の展開を演じ、第1Qを3点差で終えるなど善戦。しかし第2Q以降は相手の激しいディフェンスと速いボールムーブに翻弄され、リバウンドでも押し込まれた。ジェレットが外角で意地を見せ、高島紳司が果敢に体を張ったが、後半に徐々に点差を広げられ最終的に68-97で敗戦。序盤に互角に戦えたことは収穫だったが、欧州トップクラブのフィジカルと戦術の厚みを突きつけられた。それでも臆することなくプレーした姿勢はポジティブな材料であり、この経験が次につながる大きな財産となる一戦だった。
アル・アハリ🇱🇾 87-78 🇯🇵宇都宮
1Q 21-14
2Q 14-22
3Q 27-23
4Q 25-19
<宇都宮>
D.J・ニュービル 28得点 7アシスト
比江島慎 15得点 4リバウンド
グラント・ジェレット 13得点 6リバウンド
必勝を期した第2戦は、リビア王者アル・アハリが相手となった。序盤からお互い攻めていく中で、ニュービルが個人技で打開を図り、比江島も中距離から得点を重ねて前半は1点リードして折り返した。
だが後半にリバウンドやルーズボールで後手に回り、主導権をしっかりと握れなかった。ジェレットとエドワーズが奮闘したが、セカンドチャンスポイントで25-12と大きく許し、さらにペイント内でも46-26と相手に支配された。終盤に積極的に仕掛け、意地を見せてあとわずかまでいったが逆転には至らず2連敗という悔しい敗戦。勝機があっただけに悔しさは大きいが、国際舞台で得られた課題は明確であり、この経験を糧にして次の戦いへ進む必要がある。
宇都宮🇯🇵 vs 🇦🇺イラワラ・ホークス(オーストラリア)
2連敗となった宇都宮だが、最後に勝って締めくくる5位決定戦が残されている。課題はリバウンドと外角ディフェンス。ジェレットとエドワーズに加え、日本人選手全員で体を張り、セカンドチャンスを抑えたい。攻撃面ではニュービルや比江島だけでなく、コートにいる全員で仕掛けを起点とした流れを作る工夫も重要になる。また若手の積極性も必要で、国際舞台での悔しさをエネルギーに変え、Bリーグ開幕へ弾みをつけられるだろう。
9/21(日) 5位決定戦 14:00tippoff(13:40公開予定)
👉 https://www.youtube.com/live/VBjYVhaQKws
負けから得られるものこそチームを強くする。ブレックスの挑戦は、ここからさらに続いていく。