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【インターコンチネンタルカップ 2025】宇都宮ブレックス世界挑戦は6位で終える/日本から世界への挑戦の扉を開けた

【インターコンチネンタルカップ 2025】宇都宮ブレックス世界挑戦は6位で終える/日本から世界への挑戦の扉を開けた
世界との戦いが残した課題と収穫
日本から世界へ 歴史的挑戦

大会最終順位

1位 ウニカハ・マラガ(スペイン/ヨーロッパ代表)
2位 NBA Gリーグ・ユナイテッド(アメリカ/北中米代表)
3位 アル・アハリSC(リビア/アフリカ代表)
4位 フラメンゴ(ブラジル/南米代表)
5位 イラワラ・ホークス(オーストラリア/オセアニア代表)
6位 宇都宮ブレックス(日本/アジア代表)

5-6位決定戦
宇都宮 69-93 イラワラ
1Q 14-26
2Q 13-26
3Q 15-20
4Q 27-21

<宇都宮>
石川裕大 15得点(3P5/9)
遠藤祐亮 9得点(3P3/10)
比江島慎 8得点(3P2/4)
星川開聖 8得点(3P2/5)

宇都宮ブレックスは5位決定戦でイラワラ・ホークスと対戦し、69-93で敗戦。序盤は比江島慎や遠藤祐亮で食らいつき、一時はリードを奪う場面も見せたが、リバウンドで大差を許し前半終了時点で25点差を背負った。この試合でもテーマだったリバウンドは、37-55と、ジェレットが不在ではあったが支配された。ペイントでの得点に関しても、14-52と圧倒されてしまった。
それでも後半には、石川裕大が15得点と3ポイントで自ら打開して奮闘し、スティールからの速攻やスモールラインナップによるディフェンスの変化で流れを掴もうと試みた。第3Qには一時10点台まで点差を縮める粘りも見せたが、終盤は相手の高さと強度に押し切られ、最後は突き放された。

世界との戦い
世界基準のフィジカルと高さに苦戦し、クラブ初挑戦は6位という結果に終わったが、今回のインターコンチネンタルカップは「結果以上の経験」を得られた大会となった。初出場ながら世界大陸のチャンピオンと対戦してリバウンド力や連続得点力は特に短期決戦では大きく影響した。
ニュービル、比江島、遠藤はチームを牽引して、また高島、石川、星川の若手の積極的なプレーを見せてくれた。国際舞台で堂々と戦った姿は、チームにとってもファンにとっても希望を感じさせるものだった。

日本から世界への挑戦
「アジア王者として日本クラブが世界に挑んだ」という事実そのものが、ファンや次世代に「挑戦する価値」を示した。今回の経験は、宇都宮だけでなく日本バスケ全体にとっても「アジアから世界へ挑む扉を開いた歴史的な一歩」であり、この財産をリーグ戦、そして未来へどうつなげるかが次なるテーマとなる。


 

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