Bリーグは9月22日、「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON TIPOFFカンファレンス」を開催し、26クラブから代表選手が登壇、リーグ10周年を迎える新シーズンの展望を語った。宇都宮ブレックスはFIBAインターコンチネンタルカップ参戦のため欠席し、MCによるコメント紹介となった。
イベントはバスケットLIVEや公式YouTubeで配信され、全国のファンが視聴。会場では、GRe4N BOYZによる新オフィシャルテーマソング「OTAKEBI」の発表や、10周年記念Bリーグカード、プロ野球ソフトバンクホークスとのコラボグッズも披露された。
登壇選手たちはそれぞれ意気込みを語り、北海道の富永啓生は「3P成功率50%を目指す」と宣言。名古屋Dの今村佳太は開幕戦で富永を擁する北海道と激突することに触れ、「彼のホームコートにはさせない」と意地をのぞかせた。島田慎二チェアマンは10周年を迎えられたことへの感謝を示し、リーグの更なる成長と世界への発信を誓った。
コメント(全26クラブ)
テーブス海(アルバルク東京)
「優勝が目標。チームはいい雰囲気で、モチベーション高く、速い展開のバスケにチャレンジしていく」
比江島慎(宇都宮ブレックス)
「タフなシーズンになるのでまずは怪我をしないこと。メンバーがほぼ変わらないので、これまでのブレックスメンタリティで3ポイント主体の得点力とチームワークを見てほしい」
脇真大(琉球ゴールデンキングス)
「昨シーズンの結果を超えられるように、ひとつひとつのプレーや与えられた役割を遂行していきたい」
前野幹太(横浜BC)
「ルーキーらしく泥臭いプレーもしっかりとやり、チームに貢献する。特にディフェンス、リバウンド、走ること」
渡辺翔太(仙台89ERS)
「今年はキャプテンとして初めてのシーズン。どんな状況であれ、ひとつの強い集団にしていけるよう言葉でも姿勢でも自分が示していきたい」
久岡幸太郎(茨城ロボッツ)
「全試合出場! なかなか勝ててないシーズンが続いていて、今シーズンは30勝という目標を掲げているので覚悟を持って戦っていく」
ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)
「このチームを出来る限りリードして、プレーオフ進出、そして優勝すること」
菅原暉(秋田ノーザンハピネッツ)
「アグレッシブなディフェンスとオフェンス。スピード感あるバスケットに新しくチームとしてチャレンジするので頑張っていきたい」
澁田怜音(京都ハンナリーズ)
「B1チャンピオンシップは出たことがないので、次のステップに行くためにも、先頭に立ってプレーしていきたい」
宇都直輝(富山グラウジーズ)
「B1に復帰して戦えることを証明したい。ゴメスHC筆頭に家族になってしっかり戦っていくことが重要だと思っています」
大塚裕土(アルティーリ千葉)
「しっかりと3ポイントを決め切り、試合の流れを変えていきたい。クラブ、個人的にも新しいチャレンジで戦えることを証明していきたい」
狩俣昌也(長崎ヴェルカ)
「掴み取る。昨シーズンはメンバーも良かったけど受け身になってしまったこともあったので、自分たちから貪欲に掴みにいきたい。最年長になるので練習から見せていけばチームとしても良くなると思っています」
角田太輝(佐賀バルーナーズ)
「得点、アシストでチームを牽引する。オフェンスは走って、ディフェンスは前からバチバチに行く気持ちでいきます」
野本大智(滋賀レイクス)
「チームを勝たせられる選手になる。昨シーズン最下位という悔しい結果でした。そこからどれくらい上に上がっていけるか、ファンブースターさんが楽しみにしてくれているのでそんな選手になりたい」
保岡龍斗(FE名古屋)
「フリースロー王になる。昨シーズンは途中まで1位だったのですが、重圧に負けてしまった。そこを決め切る篠山さんは凄いと思うので、今シーズンこそはフリースロー王になる意気込みです」
渡邊雄太(千葉ジェッツ)
「全試合出て、全ての面でチームに貢献する。去年は怪我が多くチームに迷惑をかけてしまったので、60試合しっかり出ること」
牧隼利(大阪エヴェッサ)
「昨シーズンの悔しさや積み重ねてきたものを今シーズンに必ず活かして、ステップアップしていく。1試合1試合大事に戦っていきたい」
佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)
「とりあえず怪我完治。オフェンスは昨シーズンと同様ペース&スペースからのチェンジオブスピード、ディフェンスは気持ち。怪我は色んな方にサポートしてもらい順調に治ってきています」
松山駿(越谷アルファーズ)
「キャリアハイ更新をできるように頑張ります。チーム的には外国籍選手に偏ってしまうところもあるので、日本人選手のステップアップが必要。その中で自分が率先して頑張っていきたい」
中村太地(島根スサノオマジック)
「とにかくケガなくシーズンを乗り切ること。代表活動でシューターとして磨きをかけて手応えがあるのでシュートにはこだわってやりたい」
西田優大(シーホース三河)
「チームを勝たせられるようオフェンス、ディフェンスで引っ張っていきたい。ライアンHCからも『モンスターになれ』と言われてきているので、その強みを発揮してチームを勝たせたい」
細川一輝(群馬クレインサンダーズ)
「チームの流れが悪い時に自分のシュートやディフェンスでいい流れを持ってこれるようなプレーをする。シューターとして3ポイント王を取りたい」
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
「もっと走る。去年は走りましたが、なかなか勝てなかったので、じゃあもっと走ってみようと。若い選手のエネルギーに期待して欲しい」
寺嶋良(広島ドラゴンフライズ)
「怪我からの復帰。オフシーズンに手術したので、1日でも早くプレーできるようにリハビリを頑張っていきたい。チームは新たなリズムのあるバスケットを展開していきたい」
今村佳太(名古屋D)
「健康第一。昨シーズンは怪我をしてチームに迷惑をかけてしまったので、今年はコンディションを大事にしながら全試合出たい。富永選手とオカフォー選手をのせてはいけない」
富永啓生(レバンガ北海道)
「オフェンスでチームに勢いを与えたい。3ポイント成功率50%を達成したい。自信はあります。アテンプトも増えていくと思うので、その中で50%を決め続けることにフォーカスして頑張っていきたい」
“夢を、語れ。”
10周年のTIPOFFで響いた26人の覚悟は、Bリーグの未来を切り拓く原動力だ。選手とファンが一体となり、新しいページを共に紡いでいく。ここから始まる物語は次の10年を照らす光となり、日本から世界へと続く挑戦の道を切り開いていく。