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【男子日本代表】三遠ネオフェニックスで「感覚」から「思考」へ進化を遂げた湧川颯斗がついに“第1歩”を踏み出す「やっと第1歩を踏めたと思う。三遠でやってきた“リード&リアクト”は代表のキャンプでも活かせている」

【男子日本代表】三遠ネオフェニックスで「感覚」から「思考」へ進化を遂げた湧川颯斗がついに“第1歩”を踏み出す「やっと第1歩を踏めたと思う。三遠でやってきた“リード&リアクト”は代表のキャンプでも活かせている」

「今までは“デベロップメント”で終わっていた。やっと“第1歩”を踏めたと思う」今季三遠ネオフェニックスで存在感を増したシーズンから日本代表キャンプへ

湧川 颯斗(PG/ 194cm / 21歳 /三遠)

苦しんだシーズンではあったが、今春から日本代表候補合宿に名を連ねるようになった。湧川の表情には、確かな手応えと、次なる日本代表のステージへ覚悟が滲んでいた。

三遠ネオフェニックスへ移籍をした2023-24シーズンを終えた湧川は確かな進化を遂げた。ディフェンス力の向上、自身の持ち味である緩急を活かしたドライブからのフィニッシュ。そして「頭を使うバスケット」への意識の転換。それらすべてが、日本代表のキャンプという舞台で、確実に活きている。

シーズンが始まる前に、湧川へインタビューする機会があり、そこで三遠に移籍した経緯を『目指すのはやっぱり“日本代表”その為に三遠に移籍した』と語った。今シーズンを振り返って、改めてその大野ヘッドコーチの元で自分がアップデートできたことは「感覚でやっていたところから、考えさせられるバスケに変わった。三遠でやってきた“リード&リアクト”(読みと反応)は、代表のキャンプでも活かせていると感じます」と1年間、苦しみながらも三遠で得た事が、日本代表キャンプでも活きているという。https://jbasket.jp/b-leag/44653.html

PGとしてはサイズがあり、ドライブ後のフィニッシュや、2番起用時の3Pシュートでも存在感を見せる湧川。トム・ホーバスHCが求める“コンボガード”でもポテンシャルを持つ存在だ。今回、比江島慎が居ない代わりに、ホーバスHCからも湧川の名前が上がった。湧川は「スピードじゃなく、緩急や一瞬のズレで勝負する。比江島さんのステップも参考にしつつ、自分のリズムも活かしていきたい」と比江島の独特なステップを参考にしているという。そして、代表合宿では、かつて同じ舞台を目指しながらも一度は選考から漏れた大濠の同期たちとも再会。刺激を受ける。「やっと並べたと思う。次は“国際大会に出る”というチャンスを、自分の手で掴み取りたい」と意気込みを語った。

 

——湧川颯斗、22歳。
“デベロップメント”を超えて
ここから本当の勝負が始まる。

J:シーズン始まる前に三遠に移籍した経緯は、『目指すのはやっぱり“日本代表”その為に三遠に移籍した』と取材で応えてくれました。今シーズンを振り返って、改めてその大野ヘッドコーチの元で自分がアップデートできたことだったり、今このキャンプに参加して、その手応えを教えてください

「そうですね、三遠に来て、考え方、バスケットの考え方だったりっていうのを本当に1年間考えさせられたので、今までは感覚でやってきたので、それをまず変えさせられたっていうか、考えさせられて、もっと頭を使ってやるっていう風に言われて、ほんとにその頭を使うっていう事がこのキャンプで活きています」。

 

J:トムさんのバスケットは、A代表に初めて参加される方やっぱり難しいとか、覚える事が沢山あって、三遠でもそうだったと思います。その辺はどうですか

「そうですね、特にリード&リアクト(読みと反応)よく言われるので、それをほんとに三遠でもずっと言われてやってきたので、そこの部分とか。でも本当にこのキャンプに来て本当に活きてきた部分かなっていう風には思ってます」。

 

:今回、日本代表で身長の高いPGが揃うなか自分の強みは

「自分の中の強みはさ、他のポイントカードと比べて身長がでかいので、ドライブした後のもう1個、海(テーブス)さんも同じような事ですが、ペイントでのオフェンスを魅せていきたい。代表では、コンボガードを求められているので、1番の時はコントロールのところや、2番であれば、ペイントアタックや、スリーポイントなどもやって、チームでボールを循環に回せる役割が、コートに出るメンバーで変わってくると思うので、そこを代表での役割を自分の中で考えてます」。

:大濠出身メンバーとこのキャンプで過ごして

「刺激にはなりました。それこそ本当に数年前まではレオンや、悠翔が受かったりって自分は落ちてというのもあって、本当にそこでも負けたくないっていう気持ちもあったので。今まで中学、高校と一緒にやれてるので、ちょっと自分が並べたなっていう気持ちでやってます」。

「今までは本当にデベロップメントで終わってたので、ようやく第1歩、踏めたなって思います。デベロップは基礎みたいなことやっていたので、そこからもうワンステップ上がったことをこっち(A代表)はやってるので、それを経験して、国際大会は、絶対掴み取りたいチャンスです!」


川島悠翔(PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)


渡邉伶音(PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)

第1次強化合宿 日本生命カップ 2025(東京大会)直前合宿メンバー18名

ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 29歳 / サンロッカーズ渋谷)
馬場 雄大(SF / 196cm / 29歳 / 長崎ヴェルカ)
中村 太地(PG / 190cm / 27歳 / ライジングゼファー福岡・島根スサノオマジック)
吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 /三遠ネオフェニックス)
川真田 紘也(C / 204cm / 27歳 /長崎ヴェルカ)
テーブス 海(PG / 188cm / 26歳 /アルバルク東京)
西田 優大(SG / 190cm / 26歳 /シーホース三河)
佐土原 遼(SF / 192cm / 25歳 /ファイティングイーグルス名古屋)
狩野 富成 C/ 206cm / 23歳 /信州ブレイブウォリアーズ・サンロッカーズ渋谷)
ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/ 181cm / 22歳 /サンロッカーズ渋谷)
金近 廉(SF/ 196cm / 22歳 /千葉ジェッツ)
山ノ内 勇登(C/ 211cm / 22歳 /オーラル・ロバーツ大学)
山﨑 一渉(SF/ 200cm / 21歳 /ノーザン・コロラド大学)
ジェイコブス 晶 (SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
湧川 颯斗(PG/ 194cm / 21歳 /三遠ネオフェニックス)
テーブス 流河 (PG/ 184cm / 21歳 /ボストン・カレッジ)
川島 悠翔(PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
渡邉 伶音(PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)

日本生命カップ2025 (東京大会) バスケットボール男子日本代表国際試合公式サイト
https://akatsukijapan-men-2025-tokyo.japanbasketball.jp/

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