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【Bリーグ】藤井祐眞(群馬) 笑顔の中にある“優勝への覚悟” 中村拓人とのケミストリーにも期待/ 「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」

【Bリーグ】藤井祐眞(群馬) 笑顔の中にある“優勝への覚悟” 中村拓人とのケミストリーにも期待/ 「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」

「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」で群馬がGリーグ・ユナイテッドと熱い試合をして、アリーナは最高潮の盛り上がりを見せた。
群馬87-91 Gリーグ・ユナイテッド
その試合後に藤井に感想や決意を聞くことができた。

藤井祐眞(1991年12月23日・島根県松江市出身/PG)は拓殖大学を経て2014年に川崎へ加入。スピードとタフなディフェンスを武器に川﨑で主力へ成長し、キャプテンとしてもチームを牽引、日本代表でも国際舞台を経験した。2024年に群馬クレインサンダーズへ移籍して、新天地でも経験豊富な司令塔として存在感を発揮。
2024-25シーズンは平均11.1得点・3.3アシスト・2.3リバウンドを記録し、クラッチタイムでの得点力とゲームメイクでチームを支えた。特にプレーオフでは出場時間が増え、20得点・6アシスト超えの活躍で勝負強さを示した。藤井は「優勝しか見ていない」と明言しており、Bリーグ制覇へと押し上げるリーダー的存在だ。攻守両面での安定感と豊富な経験を武器に、群馬の象徴的プレーヤーの1人となっている。

Bリーグでも数多くの賞を受賞している。藤井祐眞は、2017-18シーズンにベスト6thマン賞を初受賞。その後も存在感を高め、2019-20シーズンにはレギュラーシーズン・ベストファイブに選出され、同時にベスト6thマン賞、さらにベストディフェンダー賞も獲得した。翌2020-21シーズンも連続でベストファイブに名を連ね、ベストディフェンダー賞に加え、ベストタフショット賞も受賞している。そして2021-22シーズンには、自身初となるレギュラーシーズンMVPを受賞。加えてベストファイブとベストディフェンダー賞も受賞し、その攻守両面の貢献度が改めて高く評価された。

 

Jbasketインタビュー🎙️


J:Gリーグユナイテッドの選手との対戦が凄く楽しそうでしたね

「そうですね、もう本当になんか、うん、言葉じゃなく、よろしくみたいな、そんな感じだと向こうも思いますけど、僕も(笑顔)。
はい。楽しく。はい。
ただ、試合は負けてしまいましたし、シュートもね、全然入んなくて。チームとしてはほんとにすごい確率高いですけど、僕とか一輝(細川)とかですね、すごいチーム確率下げてしまって、それが入ってたらっていうところもあるんで、ほんとに申し訳ないです、はい。でも、シーズンに向けてどんどんステップアップしていきたいなという風に思ってます。」

J:日本代表や色んな試合をしてきてアメリカのチームと対戦してすることはどんなことがプラスになりましたか

「アメリカのNBAのトップのその下部組織のGリーグ選抜が来て試合をするっていうのは、ほんとになかなかそういう機会はないですし、ほんとに国を問わず、そうやってバスケットができて、本場アメリカのスキルだったりがやっぱり生で見れたり、そういう体の強さ、体のフィジカルも感じられる、そういう機会が本当になかなかない中で、こういう風にマッチアップしたりするっていうのは、機会自体がもうそもそもなかなかないことなので、ほんとに楽しくというか、自分ももう中堅かベテランぐらいの年にはなってきてるんですけど、それでも、こういう風な試合をあまりすることがない、しかも日本でこうやって盛り上がって、バスケットが発展していく上で、本当にすごいいい機会だなっていう風に思いますし、自分自身もすごい楽しみにしてました。」

J:フィジカルと気持ちと強くプレーする藤井選手が
スイッチやそこからの展開で感じたことを教えてください

「もちろん自分がチームで1番身長低いですし、そのスイッチした時にミスマッチになるケースがあるんですけど、そこもチームで守るのは1つあるんですけど、その前に自分がまずはファイトしないと始まらないと思うんで、とにかくファイトして、その大きいサイズで、体で負けていても、そういう気持ちだったり、あとはそういう駆け引きの部分でなんとかしようっていうところは思っているので、そこのミスマッチのところはほんとに絶対に気持ちとして負けない。
リバウンドもできるだけコンタクトして頑張る。そういうところは意識してやってやっています。」

J:今シーズン始まりますが中村拓人選手との2ガードもありどんなチームになっていきますか

「拓人が来てから、本当にハンドラーが増えて、本当にボール運びの面だったりの負担が減りましたし、ポジションレスというか、誰もがどのポジションもできるように、ハンドラーが多くなったんでこうでほんとにすごい。
はい。楽になってほんとに助かってますし、パスが上手いですし、中にステップインとかほんとに凄くうまいので、そういうところでディベンスを収縮させていいパスくれるので、オープンショットになった時はしっかり決めたいですし、今日みたいに外してしまうと、拓人のアシストが伸びなかったり、ほんとに拓人に迷惑かけるなと。
拓人に怒られないように(笑顔)、シーズン中これやっちゃうと、いや、”俺のアシストお前が決めないから”ってちょっと言われちゃうかもしんないので、ちょっとそこだけはほんとに気を付けて。はい。
拓人に怒られないように頑張りたいと思います(笑顔)。」

J:今シーズンへ向けて熱い思いを教えてください

「球際のところであったり、そのルーズボール、1つのポゼッション、自分たちのポゼッションに変えるっていうところをほんとにやってるとチームが盛り上がりますし、そういうところでエナジーを注ぐと本当にチームの士気がどんどん上がっていくなって思うので、そこは引き続き自分の中で、誰が出てもほんとに変わりなくできてると思うので、多分スタメンだったり、控えだったり、いろんな多分ラインナップを試しながら、どんどんやっていくと思うんですけど、どんな時でも、その部分はぶらさずやっていきたいなっていう風に思うんで、はい。
メンバーによっては役割が多分変わるとは思うんですけど、そのルーズボールであったり、そういうハッスルするそういう姿勢、そういうところはどんな時でも続けていきたいなという風に思ってます。」

 

藤井祐眞は、川崎時代に培ったリーダーシップと経験を群馬でも発揮し、攻守両面で安定感を与えている。特にクラッチタイムでの得点力とゲームメイクは、群馬にとって勝敗を左右する重要な要素だ。加えて、球際やルーズボールへの執着心はチーム全体の士気を高め、選手層の厚みを活かした戦い方にも直結する。
新加入の中村拓人との2ガード体制によって、ボール運びや展開力の幅が広がったことも注目すべきポイントだ。藤井が的確に役割をシェアしつつ、自らの強みである勝負強さを発揮できる環境が整いつつある。Bリーグ制覇という明確な目標を掲げる群馬において、藤井の存在は単なるベテランではなく「チームを頂点に導くための戦略的核」として機能している。今シーズンが楽しみだ。

 

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