シーズン後半に向けて始まっただい18節は、2勝28敗東地区8位の茨城、19勝11敗西地区2位の島根の対戦し、茨城がシュートを決め切り勢いつけて追い上げる島根を振り切って今シーズン3勝目をあげた。
1/21(SUN) 第18節
Game2 武蔵野の森総合スポーツプラザ
島根 85-98 茨城
1Q 18-24
2Q 17-24
3Q 20-24
4Q 30-26
<茨城>
#25 平尾充庸 23得点(3P4/6) 5AST
#11 チェハーレス・タプスコット 22得点 6Reb 5AST
#29 鶴巻啓太 18得点(3P4/4) 5Reb 2AST
#13 中村功平 16得点 2AST
#84 ジョニー・オブライアント 11得点 13Reb
<島根>
#3 安藤誓哉 35得点 5Reb 2AST
#2 ペリン・ビュフォード 22得点 10Reb 3AST
#4 ニック・ケイ 14得点 17Reb 3AST
茨城はこの試合通して見られたように、ボールを動かしてアウトサイドから決めて、リバウンドからブレイクしていく。ゲーム入りは11-0のランと茨城が攻勢する。島根は連続スリーポイントで安藤が返していくが、茨城はターンオーバーでリズムを立て直す。そこから茨城の単調なオフェンスになっていたが、平尾のドライブからバスカンと流れを引き戻す。島根は安藤とビュフォードで個人です打開して返していく。
リードを保っていく茨城に対してリードを広げられない間に安藤が得点を重ねて追いつく。ここから茨城はフィニッシュ力が問われていく。島根はリードを許されてもニック・ケイのオフェンスリバウンドに絡む力、ビュフォードがしっかり決め切る力とそれぞれが自分の役割を遂行していき島根のバスケットを展開する。それでも茨城はペイントにアタックして鶴巻含めて得点してリードを保っていき、48-35茨城のリードで折り返す。
後半も積極的に攻める茨城がリードして20点差のリードを取る。追い上げる島根に茨城のアウトサイドが爆発してリードをまた広げる。茨城のシュートはフィニッシュまで力強く決め切って72-55で最終へ。
追い上げたい島根にアウトサイドから3連続で決めて20点差に再びする。安藤がスリーポイントで返していくも平尾も決めて終盤に入っていく。最後まで戦いぬく島根に茨城がしっかり対応していき得点も落とさず98点まであげて98-85で島根を振り切り念願の勝利を挙げた。厳しいシーズン前半を送った茨城が後半戦に大きな1勝を挙げた。
平尾充庸(茨城)
今シーズン3勝目を島根から勝ち取る 23得点(3P4/7) 5AST
J:数多くのチームでプレーされて逆境の中から立ち上がってきた平尾選手ですが、今チームに伝えている事、伝えたい事はどんなものですか
「自分達は負けているチームなので、どうしても自分が自分がと打開してやろうと思ってプレーしている選手達が沢山いて、今日は自分が得点していこうじゃなくて、しっかりとボールを動かしてノーマークを探していたので、高い確率でシュートが決まっていったと思っています。
そういうところでは今までのバスケットとは違う試合だったと思います。アシストも多く、勝った京都戦、三河戦もそうですし、ボールを動かすと自分達らしいバスケットが出来るんだという事をしっかり伝えていきたいと思ってます。個人だけで打開するのではなく皆んなを信じてパスを回していけば次は自分に回ってくるという事をわかってもらえたと思うので、いいバスケットを後半戦に戦う姿勢も含めて言い続けていければと思います。」
J:今日も熱いブースターの皆さんへメッセージお願いします
「自分達がずっと負けている中でも、会場に応援に来てくださって自分達の背中を押して貰えてるので自分達は戦えると思ってます。自分達はプロなので戦い続けなければいけないですし、会場やバスケットLIVEでの応援が自分達の力になってます。感謝しかないです。」
津山尚大(島根)
J:チームでのディフェンスで大切な事はどんな所ですか
「今日に関してはタプスコット選手の1on1の所で皆んなでヘルプに寄るんですけど、パスされた時にスリーポイントもしっかりケアするポジショニングが大事になると思います。後はリバウンドの所では、ニカも居なくて弱い中でしっかりとサンドイッチして自分のマークマンも抑えつつしっかり下でサンドイッチしてリバウンドを皆んなで飛び込むポジショニングやヘルプが大事だと思ってます。」
J:自身の強度高いディフェンスで相手ガードやウイング選手に対しての意識している所を教えて下さい
「相手のエースやポイントになる選手にしっかりつくことが大事だと思ってます。誓哉さん、濱さんが長い時間出る中で体力的にキツイ事もあるのでそこをみんなでスイッチして変わりながら、その中で僕が前から相手のキーマンを抑える事によってディフェンスのトーンもセット出来ると思うので、そこを意識していきたいと思ってます。」
試合について
「1Qから茨城さんの勢いやインテンシティに押されてしまって自分達のバスケットが出来なくて4Qまで引きずってしまいました。」
リチャード・グレスマンHC(茨城)
J:全身で感情を全面に出して、帰ってきたという感じを受けました、どんな思いでしたか
「私の仕事はどんな時でもどんな状況でも自分のベストな仕事をしなければいけないと毎回思っています。今日のような状況で、コートに出ている選手が躍動しているだけでなく、他のコーチや選手、ファンも躍動している時は感慨深いものがあります。それを私たちはどんどん続けていかなければいけないと思います。」
J:3ポイントの本数が少なくても確率が高く決める事を後半戦続けていく為にどのような事をしていけばいいのか教えて下さい
「毎回50%超えるといい展開になるんですけど、今日はアシストが凄く多かったです。いい形でのシュートでも毎回は入らないケースが多いんですけど、今日はしっかりアタックしてアシストやエクストラパスもそうでした。やはりコートに出ている5人がアンセルフィシュなプレーをするメンタリティを持つ事がキーになってくると思います。」
試合について
「ハッピーな気持ちです。タプスコット、オブライアント、コウヘイこの3人凄く頑張ったと思います。特にヒラオが凄く頑張ってくれた。今日のようなプレーをしてくれると次の一段上のレベルでプレーができると思う。」
ポール・ヘナレ HC(島根)
J:ディフェンスの強度について
「茨城さんに50失点してしまって、高確率でシュートを決め続けていました。4Qでは我々が30点取って茨城さんを13点抑えなければいけない話をしましたが、結論としては26失点だったので、どちらかというとシュートを決めただけになってしまって、ディフェンスについて何も変わらなかった。」
J:ここから後半戦で島根のバスケットはどんなバスケットにしていくか教えて下さい
「我々はディフェンスにおいてもっと一貫性を持っていきたいと思ってます。
広島戦、昨日といいディフェンスが出来ていましたが、今日は残念なディフェンスをしてしまった。我々はより生産性、効率性高いディフェンスをしていきたいと思ってます。」
試合について
「茨城さんはシュートも決めましたし、自信溢れるバスケットで我々を圧倒しました。我々のディフェンスの強度が低く負けてしまいました。大変悔しい敗戦になりました。」