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【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】Bリーグ史に残るセミファイナルは琉球がGAME3で三遠を打ち破り4年連続ファイナル進出を決める/桶谷HC、ヴィック・ローコメント

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】Bリーグ史に残るセミファイナルは琉球がGAME3で三遠を打ち破り4年連続ファイナル進出を決める/桶谷HC、ヴィック・ローコメント

両チーム総力戦で1ポセッション1ポセッションが熱く、素晴らしい戦いとなった

セミファイナル GAME3
5/19 (MON) 浜松アリーナ
三遠 69-77 琉球
1Q 16-27
2Q 26-16
3Q 17-16
4Q 10-18

<琉球>
ヴィック・ロー 30得点 10リバウンド
脇真大 11得点 3アシスト
小野寺祥太 9得点 3リバウンド
ジャック・クーリー 9リバウンド 6得点
アレックス・カーク 8リバウンド 6得点

<三遠>
ヤンテ・メイテン 27得点 9リバウンド 4アシスト
湧川颯斗 10得点
根本大 9得点 5アシスト
吉井裕鷹 8得点 7リバウンド 3アシスト
大浦颯太 7得点 7リバウンド 5アシスト

<スタッツ>
3ポイント
琉球 11/28 39.3%
三遠 8/32 25%

リバウンド
三遠 42 (OF 13)
琉球 46(OF 18)

ペイントでの得点
琉球 28
三遠 32

セカンドチャンスポイント
琉球 11
三遠 17

ゲーム入りは、琉球が強調するインサイドをどう対応していくかがインサイドでのポイントとなったが、メイテンがインサイドたと速さも活かして得点、GAME2の怪我で三遠の佐々木の欠場によりスターターで出場した根本が3ポイントを堂々と射抜いてリードしていく。琉球は途中出場の伊藤がディフェンスから流れを変えて、荒川、松脇、平良が3ポイントを決め切って9人が得点して逆転すると2桁得点差のリードをする。2Qでは三遠が根本の3ポイント、メイテンのインサイドで流れを引き戻す、CSでロスターに名前がなかった湧川が、途中出場権して三遠に勢いをもたらす。湧川がアタックしてフリースローを決めてチームに力を与える。さらに三遠は勢いつけたいが、琉球キャプテンのローがジャンプシュートを決めてリードを譲らない。だが、三遠はインサイドでの力をGAME3で発揮して体を張ったプレーで琉球をおさえていき追い上げて、43-42とわずか1点琉球がリードして折り返す。

後半に入って、三遠がダジンスキーや吉井がチームを引っ張っていき、8点のリードを広げて試合を進める。その後ローや脇を中心に琉球は連続得点して追いつき59-59の同点で最終クォーターへ。決戦の4Qでは、メイテンやカークと両チームのインサイド陣が得点して一進一退となり、終盤に入り勝負どころでローが3ポイントを2連続で沈めて勝利へ引き寄せる。その後は三遠のオフェンスを最後まで凌いで勝利して、セミファイナルを2勝1敗として4年連続ファイナル進出決めた。

 

セミファイナルGAME3後インタビュー

桶谷大HC(琉球)コメント・Jbasketインタビュー
激闘のGAME3を三遠から勝利して4年連続決勝進出決定

「3戦とも死闘でどちらかってもおかしくないようなゲームで本当にフィジカルでも、足もみんなで動かして、よく最後まで戦ってくれたなって思います。
みんなね、最後ヘロヘロやったんですけど、あの中でもね、1人ずつ交代してローテーションしてる中でリズム崩すかなと思ったんですけど、逆にね、最後に力を出せるようになったんで、出たメンバー含めて、ベンチメンバーのみんなが最後まで一丸となって戦ってくれて、はい、いい試合やったなって思います。三遠さんも本当にめちゃくちゃいいチームで、ほんと理不尽なトランジションがありながら、3ポイントもリバウンドも強いっていう、ほんとによくわからない、いい意味でむちゃくちゃ強かった。現代バスケットボールの1番凄いバージョンみたいなバスケットをする中で、そこに対してしっかり自分たちの強みも活かしながら、彼らの良いところを本当に集中して止めたところが良かったと思います。

今日のゲームに関しては、大浦くんの3ポイントもキーになると思ったんで、そこをしっかり抑えられたところで、吉井くんに対しても本数を打たれてしまって、リーグで1番のベストシューターやと思ってね、今日つきましょうっていう話の中で、ビックマンたちも頑張って、ゲームプラン通りに選手たちがよく最後まで頑張ってくれたなって思います」。

J:先程、強みを強調とおっしゃってました。第3戦目で三遠がペイントの得点、琉球が3ポイントの得点が上回った結果となり、想像してたゲームプランやどう感じたのか教えてください

「三遠さんがディフェンスのところをより中を締めてきたというか、ほんとに自分たちのインサイトのところを徹底して攻めてきたところに対して、僕たちはその中でボールムーブメントしながら、外のシュートは上手く小野寺が決めてくれたなと思います。前半の1Qの入りは、ほんとにボールもしっかり回っててね平良や松脇が決めたり、荒川が決めたりね、あそこらへんはやっぱりめちゃくちゃでかかったなって思っていて、そのシュートが入って前半で43点取れたところ、そこからいろんなことがこちらも仕掛けることができたのかなって思ってます。

ただ、やっぱりね、インサイドをもう少し点数取れるかなと思ったんですけど、寄りも早くてね、リバウンド取った後で潰されるシーンがかなりあったんで、しんどかったですけどね。

それでも前半でシュートが入った分リバウンドが負けてたんですけど、後半は逆にリバウンドを制するようになって、落ちたシュートをしっかりとってセカンドチャンスにして、シュートは決まってなくても相手も結構しんどかったと思うんですよね。
だから逆に自分たちがやりたいバスケットを実は後半もしてたんじゃないかなって思ってます」。

ヴィック・ロー(琉球)セミファイナルGAME3 試合後コメント
30得点(3P 6/11) リバウンド10

「まず、自分がBリーグのチームに加入してから1番ハードなタフな試合だったと思いますし、ハードでタフなシリーズだったと思います。
GAME1で、最後に自分がシュートを打って外して、GAME2で、昨日も最後の場面、シュートを託されて外して、松脇が決めてくれたので、このGAME3、ここで自分が決められたのは本当によかった。

入ってないシュートもありますけど、重要なところは決められたかなと思います。昨日の試合後、疲れてホテルに帰って寝る前に天井眺めてる時に、明日どういうゲームになるかなっていうのを想像しながら、もしビッグショットの打つ場面があったら絶対に自分が打ちたいと思ってましたし、そういうシュートを打つためにバスケットを練習してるので、もし今日の試合で20本外してても僕は21本目を打ちますし、それを決めてチームを助けられるような選手になりたいと思ってるので。チームの責任を任されるのであれば、僕は何回でもシュートを打つと思います」。

琉球ファンの皆さんに対して聞かれると、

「まず僕はキングスのファンのことがとても大好きです。そしてBリーグの中でもトップクラスのファンだと思いますし、こうして浜松まで来てくださること、そして沖縄アリーナを埋めてパブリックビューイングから応援してくださってることにとても感謝してます」。

最後にファイナルに向けてに対して、

「去年僕たちはファイナルで存在感を示せたと思いますし、またブレックスさんと対戦ということで、ブレックスファンの方々もたくさん横浜に来ると思うので、また沖縄のファンたちの応援の力を借りて、ファイナルを戦っていきたいと思います」。

 

Bリーグ・ファイナルスケジュール/放送配信

宇都宮ブレックス vs 琉球ゴールデンキングス
りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25 試合概要 @横浜アリーナ

GAME1 5月24日(土) 14:30 TIP-OFF
GAME2 5月25日(日) 13:10 TIP-OFF
GAME3 5月27日(火) 19:05 TIP-OFF

2戦先勝方式につき、GAME2終了時に1勝1敗の場合のみGAME3を開催します。

<放送>
GAME1
日本テレビ系全国ネット、NHK BS(以上生中継)、J SPORTS(生中継予定)

GAME2
NHK総合(生中継)、J SPORTS(生中継予定)

GAME3
NHK BS(生中継)、J SPORTS(生中継予定)

<配信>
バスケットLIVE、J SPORTSオンデマンド、U-NEXT、バスケットLIVE for Prime Video 、DAZN(全試合ライブ配信)
GAME2で優勝が決定した場合GAME3の実施はなし

 

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