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【天皇杯】三遠ベスト8へ 大野篤史HC「ディフェンスのエナジーレベルも高く、最後まで自分たちのやるべきことを遂行できた」

【天皇杯】三遠ベスト8へ 大野篤史HC「ディフェンスのエナジーレベルも高く、最後まで自分たちのやるべきことを遂行できた」

天皇杯3次ラウンド
10/30 早水公園体育文化センター(宮崎県)

三遠 84-53 SR渋谷
1Q 17-10
2Q 35-6
3Q 14-18
4Q 18-19

<三遠>
#1 ヤンテ・メイテン 31得点 16リバウンド
#24 佐々木隆成 13得点
#55 カイル・コリンズワース
12得点 12リバウンド 8アシスト 5スティール
#23 半澤凌太 10得点
#29 細川一輝 10得点

<SR渋谷>
#14 ジェームズ・マイケル・マカドゥ 21得点 8リバウンド
#5 ケビン・ジョーンズ 11得点

試合入りはお互いスティールし合って激しいディフェンスの入りをする。三遠は渋谷に先行されるも、佐々木、メイテンを中心にしっかりボールムーブしてからペイントにアタックして得点していき、リードを広げる。渋谷は中々自分達のリズムに乗れず得点が止まってしまい、17-10三遠リードで1Q終える。

2Qも三遠は激しいディフェンスからスティールから得点して、渋谷に好きにオフェンスをさせない。アウトサイドからも決める三遠は、渋谷相手に2ケタ得点21点差にして一気に差を広げる。更に
ハードなディフェンスからブレイク、メイテンのペイントアタックと渋谷がやりたい事を抑えて三遠がゲーム展開をしっかり作っていき、細川、佐々木、コリンズワースの活躍によりダブルスコア以上になりこのクォーター渋谷を6点に抑えて、52-16というスコアで前半を折り返す。

三遠のディフェンスを崩して流れを変えたい渋谷にとって後半連続得点で入るが、佐々木は前半から変わらず得点し、スティールからブレイクとスリーポイントを決める半澤が見せ、渋谷にリズムを渡さない。
また、渋谷は強度の高いディフェンスからリズムを作ってオフェンスに入るチームなので、三遠に大量得点されて中々自分達の時間を作る事が難しくなってしまっていて、これほどの点差を渋谷がつけられるのをほとんど見た事がない。

4Qでも三遠のスティールから走って得点する。渋谷は井上がスリーポイントを決め、終盤渋谷らしいバスケットをどこまで出来るか。後半は渋谷が三遠にリードしているが、前半の得点差が大きく離れてしまったのが大きかった。
三遠はその大きなリードを保ち、終始自分達のリズムで展開して84-53で三遠がSR渋谷に勝利して、ベスト8にコマを進めた。

大野篤史HCが就任して、どんなチームを作るのか、カルチャーを根付かせて行く事、諦める事は絶対に許さないなど、大野HCが大事にしている事が新たなチームに浸透してきていることは間違いない。
開幕から中地区首位、天皇杯ベスト8といいスタートを切った。
ここからまたどんな試合でバスケット界を盛り上げてくれるのか楽しみになる。

 

ベスト8進出チーム

北海道会場
千葉ジェッツ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

長野会場
アルバルク東京
信州ブレイブウォリアーズ

三重会場
島根スサノオマジック
群馬クレインサンダーズ

宮崎会場
横浜ビー・コルセアーズ
三遠ネオフェニックス

 

試合後コメント

大野篤史HC(三遠)
公式HPより

「ディフェンスのエナジーレベルも高く、最後まで自分たちのやるべきことを遂行できた試合だったと思います。また、特に#23 半澤選手がディフェンスでトーンをセットしてくれたのが大きかったです。プレータイムがない中でも、努力を続けてくれて、ステップアップしてくれたと思います。」

 

#23 半澤凌太 (三遠)

「それぞれが自分たちの役割をこなして、ディフェンスから試合を運ぶことができたので、それが今日の勝因だと思います。
僕の役割は流れを変えることだと思うので、どんな場面でもしっかりとプレーして、チームにどんな形でもプラスの影響を与えようと思って今日はプレーしました。」

 

伊佐勉HC(SR渋谷)
SR渋谷公式より

「三遠さんの強度が高すぎて全く何も通用しなかった試合でした。同じ中地区で現在1位の三遠さんの強度を経験して、天皇杯は今日で終わってしまいましたが、レギュラーシーズンでは勝てるようにバイウィークから取り組んでいかなくてはいけないなと改めて思いました。内容については全く話せるような状態ではなく、フィジカルゲームで全然対抗できなかった印象です。」

 

ベンドラメ礼生(SR渋谷)
SR渋谷公式より

「相手の強いプレッシャーに対して、なかなか押し勝てなかったことが敗因の一つだと思います。強度強くやられた時にチームとしてどう打開していくのか、もっとリングに向かって縦にアタックしていくことや、よりアップテンポに攻めていくタイミングが必要だったのかなと思います。
高校3年間過ごした宮崎でプロの試合ができて、久々に会う友人や恩師・先生方がたくさん応援に来てくれたので、プレーできてとてもよかったです。
宮崎でバスケットをやることで、宮崎のスポーツが盛り上がると思うので、宮崎からプロ選手が出てくると嬉しいです。」

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Jbasketライター

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